セウタ遠征
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:50 UTC 版)
1414年、21歳となったエンリケは、父ジョアン1世とともに、ジブラルタル海峡に接しイスラーム勢力が立てこもる都市、アフリカ北岸にあるセウタの攻略戦に参加する。翌年8月にはセウタの攻略が完了し、ポルトガルはアフリカ一帯への進出を始める準備が整うこととなった。同時に、この出征において武功を立てたエンリケは騎士に叙され、ジョアン1世によって新たに設けられたヴィゼウ公の位に就いた。 この間、イスラムの地にあって、プレステ・ジョアンの伝説を聞き、サハラ砂漠を越えるキャラバンなどイスラム貿易の実態を垣間見るなどしたことで、エンリケはイスラム商人を介することなく金と香辛料を求める活路を見出すために、アフリカ西岸航路の開拓、ひいてはインド航路開拓への野望を抱くようになった、とされる。
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