スロバキア最古の鉄道路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 12:07 UTC 版)
「ブラチスラヴァ - ジリナ線」の記事における「スロバキア最古の鉄道路線」の解説
1840年9月27日、スロバキアで初の鉄道線としてブラチスラヴァ=ツァルトン - スヴェティーユル間15.5kmに馬車鉄道「ブラチスラヴァ-セレジュ市街間馬車鉄道」(Medzimestská konská železnica Bratislava – Sereď)が開業した。馬車鉄道は1846年12月11日にトルナヴァ経由セレジュ(現セレジュ - トルナヴァ鉄道線)までの区間が延伸され、1860年代末には100頭あまりの馬で運行されていたが、自己資本による蒸気化が難しかったため1871年に売却され、新たに設立されたブラチスラヴァ - トルナヴァ鉄道企業体(Bratislavsko-trnavská železničná spoločnosť)によって1873年5月1日、蒸気鉄道化された。 同じころ、プラハ - ウィーン - ブダペストを結ぶフランス資本の私設鉄道・オーストリア国家鉄道(StEG)マルヘック鉄道駅から、ブラチスラヴァを経てポーランド国境に至る鉄道敷設が企画され、民間資本によって「ハンガリー北西部鉄道」(Uhorská severozápadná železnica)が設立されたが資金不足から実現せず、ハンガリー王立鉄道(MÁV)によってセレジュからトルナヴァを経てポヴァジエ地方を経由しジリナにいたる鉄道線が建設された。 1876年6月2日にノヴェーメストナッヴァーホム、1878年5月1日にトレンチーンまでの区間が開業し、ヴァーハ渓谷を抜けてジリナに至る区間が1883年11月1日に開業した。当時のジリナ方の終着駅はノヴァジリナ鉄道駅(新ジリナ、現・ジリナ組成駅)で、1871年に開業していた半官半民のコシツェ - ボフミーン鉄道ジリナ駅とは離れていたが、のちに接続された。1911年から1912年にかけて、ジリナ近郊のフリチョウ - ジリナ間について複線化が行われた。
※この「スロバキア最古の鉄道路線」の解説は、「ブラチスラヴァ - ジリナ線」の解説の一部です。
「スロバキア最古の鉄道路線」を含む「ブラチスラヴァ - ジリナ線」の記事については、「ブラチスラヴァ - ジリナ線」の概要を参照ください。
- スロバキア最古の鉄道路線のページへのリンク