スミッティウム モルボスムとは? わかりやすく解説

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スミッティウム モルボスム

和名:スミッティウム モルボスム
学名Smittium morbosum
    
分布日本オーストラリアアルゼンチン
 
写真(上):ボウフラ組織侵入しメラニン化されるS. morbosumの菌糸
写真(下):菌糸胞子
説明
ハルペラ目レゲリオミケス科に属する。幼虫ボウフラ)の中腸と後腸の境部付着生活する糸状菌ハマダラカイエカヤブカの類に感染する。この分布研究者分布一致している。Trichomycetes仲間寄主に対して悪影響与えないことが通例であるが,この寄主を殺す例外的なトリコミケテスとして記載された。S. morbosumはボウフラ組織中に菌糸侵入させるが,その部分寄主生体防御反応によりメラニン化が起こり菌糸取り巻部分硬化する。このことにより脱皮失敗するようになり死亡起きる。この初めての報告は,オーストラリア飼育されていたボウフラ集団死することから発見された。野外での記録日本府中市のどぶからの記録初めてのものである。
ボウフラの組織に侵入しメラニン化されるS. morbosumの菌糸

菌糸と胞子




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