スポーツ行事における使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/22 06:38 UTC 版)
「ロックン・ロール (ゲイリー・グリッターの曲)」の記事における「スポーツ行事における使用」の解説
この曲のパート2は、カナダやアメリカ合衆国では、様々なスポーツ行事の際に流されるようになっており、特に、地元チームが得点を上げたり、勝利した所でこの曲がかかることがよくある。スポーツ関係でこの曲を最初に使ったのは、アイスホッケーのカラマズー・ウィングス (Kalamazoo Wings) で、1974年に、このチームの宣伝や営業の責任者だったケヴィン・オブライエン (Kevin O'Brien) が最初に、試合中にこの曲を使用した。オブライエンは、その後、1976年にNHLのコロラド・ロッキーズ (Colorado Rockies)のために働くことになった際、この曲も一緒にもって移動した。コロラド・ロッキーズが活動休止となった後も、バスケットボールのデンバー・ナゲッツや、アメリカン・フットボールのデンバー・ブロンコスがこの曲を取り上げ、それぞれNBAとNFLで最初にこの曲を試合中に使用したチームとなった。 「ザ・ヘイ・ソング」という通称は、パート2の中で、ただひとつはっきり聴こえる「ヘイ (hey)」という呼びかけに由来しており、インストゥルメンタル演奏のフレーズを区切り、コーラスの部分では3回も繰り返される。スポーツ行事でこの曲がかかるときには、ファンたちが自ら声を上げて「ヘイ」と叫んだり、他の歓声を上げたりする。 グリッターは、1999年にイングランドで児童ポルノ所持で有罪判決を受け、2006年にはベトナムで児童への性的虐待に問われて、有罪となった。後者の判決が確定した後、NFLは各チームにこの曲をかけることをやめるよう要請した。この動きに、長年のサンディエゴ・チャージャーズのファンであり、1989年にはチームのチアリーダーであるサンディエゴ・チャージー・ガールズ (San Diego Charger Girls) の振付にも関わっていたグリッターは、ひどく狼狽した。NFLは、チューブ・トップス2000 (Tube Tops 2000) が出していた、この曲のカバーについては、流すことを認めた。
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