スプリングドライブ
スプリングドライブはぜんまいを動力源にしていながら、通常の機械式ウオッチの精度が日差 ± 20 秒のところ、日差 ± 1 秒以内という極めて高い精度を発揮するウオッチ。
1.ぜんまいがその弾性によりほどける力を使って動力を生み出す。
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2.この回転する力を磁石を使ったローターに伝え、ローターが回転することにより磁束の変化を生じさせ、電気を発生。
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3.生み出された電気は水晶振動子と IC を駆動します。水晶振動子は 1 秒間に 32,768 回振動する(32,768 Hz)。
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4. この振動を分周回路と呼ばれる回路によって 1 秒間に 8 回の信号 (8 Hz) に変換し、8 Hzの周波数で一定の基準信号を出す。
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5. IC はこの水晶の基準信号とローターの回転速度を比較しながら、ローターに磁力でブレーキをかけたり外したりして、基準信号の 8 Hz に合うようにローターの速度を調整。
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6.この結果、ぜんまい⇒ローター⇒歯車⇒針の順に制御された動きを伝え、正確に時を刻むことができる。

スプリングドライブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)
「日本の発明・発見の一覧」の記事における「スプリングドライブ」の解説
1977年にセイコーの赤羽好和が考案し、1982年に特許を取得した時計のムーブメント(英語版)。伝統的な機械式時計やほとんどのクォーツ時計に見られるような、時間単位での伝統的なビートではなく、真の連続的な秒針を特徴としている。
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