スコラてつがく 【スコラ(schola)哲学】
スコラはラテン語で学校の意。中世ヨーロッパの教会・修道院付属の学校や大学の教師などの研究した学問。領域は広いが、哲学・神学が中心。その内容はキリスト教会の教義を理性的に弁証することで、そのために主としてアリストテレスの哲学を採用したが、プラトン哲学の影響や神秘的傾向も見られる。細密な概念の区別立てをする論法を発達させたことがその特色。初期(九~一二世紀)の代表者はエリウゲナ・アベラール・アンセルムス、盛期(一三世紀)はアルベルトゥス-マグヌス・トマス-アクィナス・ボナヴェントゥラ、後期(一四~一五世紀前半)はドゥンス-スコトゥス・オッカム、近世への過渡期(一五世紀後半−一七世紀)はスアレス・モリーナ。スコラ学派。煩瑣哲学。→ 新スコラ哲学
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