スケールモデル衰退期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 02:17 UTC 版)
自動車、飛行機などスケールモデル人気が沈静化し、ガンプラ全盛の1982年、超時空要塞マクロスのピタバンシリーズで小スケールキャラクターモデルに参入する。その後1980年代中頃まではモーターライズカーモデル等の新製品開発は続いていたが、スケールモデル「冬の時代」を迎え、更に先代の社長が引退して以降は金型開発コストに見合う販売数が見込めず新規開発はストップし、過去の模型の再生産・箱変え新製品の販売を続ける事になる。 2000年代に入り、精密さがアップしたAFV・航空機モデルの人気が再燃したが、すでに新規開発部門を失っていたニチモは、静岡ホビーショーでも旧作「箱絵」展示がメインとなり、再生産も行われる商品がごく僅かであった。金属ギアボックス部品を使用するリモコン戦車などは、下請け製造メーカーの廃業で再発売が困難という事情もあった。このため、模型だけでなく工業向けプラスチックパイプやバケツ等の射出成形で利益を確保した。
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