スウェーデンに於けるプンシュの歴史
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「プンシュ」の記事における「スウェーデンに於けるプンシュの歴史」の解説
スウェーデン東インド会社が最初にアラックの輸入を始めたのは、1733年に「スウェーデン王フレドリク号」(Fredericus Rex Sueciae)がヨーテボリに到着した時であった。アラックは特に高価な輸入品を購入できる富裕層の人々の間に急速に広まり、後には社会のあらゆる階層の人々にも一般的なものとなった。 プンシュやラック(rack)(アラック)が人々の間に広まった証は、18世紀のスウェーデンの詩人であり作曲家のカール・ミカエル・ベルマンの唄である。当時のストックホルムの大酒呑み、放埓者、娼婦ら架空の人物の一団を詠った『バックス神殿』(Bacchi Tempel、1783年)、『フレードマン書簡』(Fredmans Epistlar、1790年)、『フレードマン歌集』(Fredmans Sånger、1791年)の3作品の中で幾度となく(例えば48番の唄や作品41番で)採り上げられている。 スウェーデンでのプンシュの消費は19世紀に最高潮に達し、特にウプサラとルンドの大学の学生と教官に愛された。当時にまでさかのぼる伝統的な唄の多くはプンシュを飲むことについてか、当時の学生会の文化活動の一部である文化祭で唄われることになっていたもので、その伝統は今日まで続いている。
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