ジーニー (隔離児)とは? わかりやすく解説

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ジーニー (隔離児)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 14:16 UTC 版)

ジーニー(Genie、1957年4月8日 - )は、13歳まで部屋に監禁されて育ったアメリカの少女。カスパー・ハウザーのように、人間社会の中にありながら人間関係の中から全く隔離されて育った孤立児である。また広い意味での野生児(人間社会から隔離された環境で育った子ども)に相当する[1]。なお、ジーニーはプライバシー保護のための仮名である。ジーニジェニーと表記されることもある[2]


  1. ^ 野生児#野生児の分類を参照。3番目のケースである「放置された子ども」に該当する。
  2. ^ 例えば『遺伝と環境―野生児からの考察』(ロバート・ジング他著、中野善達編訳、福村出版、1978年、ISBN 978-4571215049)の4頁の訳者まえがきではジェニーとされている。
  3. ^ Raised by a Tyrant, Suffering a Sibling's AbuseABC News、2008年5月19日(2、4ページ目を参照)。
  4. ^ 臨界期仮説とは、「2歳頃から思春期頃までの間(臨界期)に言語が使用されている環境にさらされているだけで子供は言語を獲得できるが、そういった刺激を受けないまま時期が過ぎてしまうと自然に言語を獲得するのは困難になってしまう」とする仮説。en:Critical Period Hypothesisも参照。
  5. ^ Susan Curtiss,Genie: A Psycholinguistic Study of a Modern-Day "Wild Child",London: Academic Press Inc., 1977.
    参考文献として挙げた『ことばを知らなかった少女ジーニー―精神言語学研究の記録』がその日本語訳。


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