ジューク-A (輸出型はジューク-AE)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 02:10 UTC 版)
「ジューク (レーダー)」の記事における「ジューク-A (輸出型はジューク-AE)」の解説
ジュークMAの改良型。型式はFGA-29。出力は1チャンネルあたり5kwである。発熱による損傷を防ぐため、過熱した素子は自動的にスイッチが切られ、冷却後再び入るといった仕組みが取り入れられている。 2007年に公開された試作機はT/Rモジュールを680個装備しており、RCSが3m3の目標ヘッドオン時に130 km先(2011年の情報では160 km)の30目標を探知し、6目標の追尾が可能。護衛艦を200 km、ミサイル艇を80 km、橋を120 km、移動する戦車を80 kmで探知が可能である。 2013年に公開された量産型ではT/Rモジュールを1,035個装備しており、140km先から30目標を探知し内6目標を同時追尾できる。ジュークAに関してはMiG-35に搭載されるほか、インド空軍が関心を抱いており、保有するMiG-29UPGの第2段のアップグレード及びSu-30MKI(英語版)のアップグレードの一環として搭載が検討されている。ロシア空軍もこのレーダーを用いて自軍のMiG-29をアップグレードする可能性が高いとされる。 また、ジュークAをベースにアンテナの直径を小型化し周波数帯域を変更して目標探知距離を200kmとした派生型がKa-52Kに搭載される。 コストは350-400万ドルとされる。
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