ジュピターによる世界記録の更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 03:27 UTC 版)
「人力飛行機」の記事における「ジュピターによる世界記録の更新」の解説
1972年初頭までに日本で5機(リネット1,2,3,4,SM-OX)、イギリスで4機(SUMPAC、パフィン1,2,ダンボ(Dambo)オーストラリアで1機(スカイサイクル)の計10機が人力飛行に成功した。 1972年にパフィンの持つ世界記録は再びイギリス人によって更新された。後にジュピター(Jupiter)と呼ばれることになるその機体は1963年にクリス・ローパーが設計し、RAeSの支援の下で多くの協力者と共に製作された。1968年にローパーが体調を崩し中断されたが、1970年から当時イギリス空軍大尉であったジョン・ポーター指揮の下で製作された。 1972年に完成したジュピターは6月29日に1171ヤード(約1071m)を飛行し、当時の世界記録を樹立する。また、非公式には1355ヤード(約1239m)の飛行にも成功した。最長飛行記録時のパイロットを務めたポーターは滑走路の末端に達したため着地したに過ぎず、体力の限界だったわけでないとし、15kgから20kgほど軽量化できれば問題なく8の字飛行を達成できると述べた。
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