ジャーティと食事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/06 22:40 UTC 版)
ヒンドゥー教徒にとって食事は一種の儀礼でもあって、穢れから食事を守るためには細心の注意が払われる。原則的には異なるジャーティに属する者とともに飲食すること、下位のジャーティに属する者から水や食べ物を受けることは禁じられるが、ジャーティによって、また、地方によって多様であり、つねにこの原則が守られているわけではない。また、他のジャーティからは同等とみなされるジャーティ相互では相手の食物を拒否しあうことが少なくない。ここでは、より高い浄性をたがいに競う心理がはたらいている。 飲食物に関しては、高い階層ほど禁忌とされるものが増え、バラモンのなかには完全な菜食主義を守るジャーティもある。中位・下位は鶏、山羊、魚などの肉を食べるが、牛肉食や豚肉食は一部不可触民ジャーティに限られる。
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