ジャンティイ2号機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/31 00:55 UTC 版)
「ジャンティイ原子力発電所」の記事における「ジャンティイ2号機」の解説
ジャンティイ2号機はポイント・ルプロー原子力発電所と同様の標準的なCANDU-6型炉であった。CANDU-6型炉は非常に成功した炉型で、韓国、アルゼンチン、ルーマニア、中国にも輸出された。電気出力675MWeで、ジャンティイ 1号機とは異なり、1982年の運転開始から良好な運転成績を収め、累積設備利用率は76.4%に達した。2008年8月19日にはケベック州政府がジャンティイ2号機を2040年まで運転可能にするため、19億カナダドルを投じてオーバーホールすると発表した。しかし、原子炉の改修は2012年10月3日にイドロ・ケベックのCEO、ティエリー・ヴァンダルが経済上の理由によりジャンティイ2号機の運転を2012年12月28日午後10:30をもって終了し、廃炉にすると発表したことにより、一転して取りやめとなった。その時点で、廃炉措置には50年以上かかり、費用は18億カナダドルに上るとみられるとされた。選挙公約に従い、新たにケベック州首相となったポーリーン・マロイスは運転停止と廃炉を指示した。 ジャンティイには出力411MWのベカンクール火力発電所(ガスタービン火力)も併設されており、1992年から1993年にかけて運用に入っている。
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