ジャンティイ1号機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/31 00:55 UTC 版)
「ジャンティイ原子力発電所」の記事における「ジャンティイ1号機」の解説
ジャンティイ1号機は沸騰水型CANDU炉の原型炉で、重水減速沸騰軽水冷却炉(SGHWR)に基づいて電気出力250MWeが得られるよう設計されていた。この炉は他のCANDU炉とは異なるユニークな設計、例えば垂直方向に配置された圧力管(これにより、炉心下部に設置した1台の燃料交換機で燃料が交換できた)や軽水冷却材が採用されていた。これによりコスト低減と設備の簡素化を図り、再び輸出できるようにすることを目指していた。しかし、この設計はうまくいかず、7年近い期間の間にわずか180日しか運転できなかったため、1977年に運転終了となった。
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