ジヒドロカルベオール
分子式: | C10H18O |
その他の名称: | Dihydrocarveol、ジヒドロカルベオール |
体系名: | rel-(1R*)-2α*-メチル-5β*-(1-メチルエテニル)シクロヘキサン-1β*-オール、rel-(1α*)-2β*-メチル-5α*-(1-メチルエテニル)シクロヘキサノール |
(+)‐イソプレゴール
分子式: | C10H18O |
その他の名称: | (+)-イソプレゴール、cis-ジヒドロカルベオール、(+)-ジヒドロカルベオール、(+)-Isopulegol、cis-Dihydrocarveol、(+)-Dihydrocarveol、(1α)-2β-Methyl-5α-(1-methylethenyl)cyclohexanol、(1S)-2β-Methyl-5α-isopropenylcyclohexane-1α-ol、(S)-イソプレゴール、(S)-Isopulegol、[1S,(+)]-2β-Methyl-5α-(1-methylethenyl)cyclohexane-1α-ol、(1S)-2β-Methyl-5α-(1-methylethenyl)cyclohexane-1α-ol、(1S,2S,4S)-Dihydrocarveol、(1S,2S,5S)-5-Isopropenyl-2-methylcyclohexanol、(1S,2S,4S)-ジヒドロカルベオール |
体系名: | [1S,(+)]-2β-メチル-5α-(1-メチルエテニル)シクロヘキサン-1α-オール、(1S)-2β-メチル-5α-(1-メチルエテニル)シクロヘキサン-1α-オール、(1α)-2β-メチル-5α-(1-メチルエテニル)シクロヘキサノール、(1S,2S,5S)-5-イソプロペニル-2-メチルシクロヘキサノール、(1S)-2β-メチル-5α-イソプロペニルシクロヘキサン-1α-オール |
(−)‐ジヒドロカルベオール
分子式: | C10H18O |
その他の名称: | (-)-ジヒドロカルベオール、(-)-Dihydrocarveol、(1R,2R,5R)-2-Methyl-5-(1-methylethenyl)cyclohexanol、(1R,2R,5R)-2-Methyl-5-isopropenylcyclohexanol、(1R,2R,5R)-5-Isopropenyl-2-methylcyclohexanol、(1R,2R,4R)-Dihydrocarveol、(1R,2R,4R)-ジヒドロカルベオール |
体系名: | (1R)-2α-メチル-5β-(1-メチルエテニル)シクロヘキサン-1β-オール、(1β)-2α-メチル-5β-(1-メチルエテニル)シクロヘキサノール、(1R,2R,5R)-2-メチル-5-(1-メチルエテニル)シクロヘキサノール、(1R,2R,5R)-2-メチル-5-イソプロペニルシクロヘキサノール、(1R,2R,5R)-5-イソプロペニル-2-メチルシクロヘキサノール |
ジヒドロカルベオール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 05:44 UTC 版)
ジヒドロカルベオール Dihydrocarveol[1][2] |
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2-methyl-5-(1-methylethenyl)cyclohexanol |
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別称
シクロヘキサノール,2-メチル-5-(1-メチルエテニル)-(CAS名)
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 38049-26-2[1] |
PubChem | 12072 |
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特性 | |
化学式 | C10H18O |
モル質量 | 154.25 g mol−1 |
外観 | 無色ないし淡黄色の液体 |
匂い | #用途節を参照 |
沸点 | 224-225℃ |
水への溶解度 | 不溶 |
有機溶媒への溶解度 | アルコール、油類に可溶 |
危険性 | |
引火点 | 91℃ |
半数致死量 LD50 | 6.3g/kg(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連する異性体 | C10H18Oを参照 |
関連物質 | カルベオール イソプレゴール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジヒドロカルベオール(英: Dihydrocarveol)は、化学式C10H18Oで表される脂肪族アルコールの一種である[3]。
異性体
イソプレゴールの構造異性体であり、それと同様メチル基、ヒドロキシ基、イソプロペニル基の配位の差による4つの立体異性体、そのそれぞれに光学異性体があることが知られている。市販品はジヒドロカルベオール、ネオジヒドロカルベオール、イソジヒドロカルベオール、ネオイソジヒドロカルベオールの混合体である[4]。
用途
天然にはミント油などに存在する。d体はウッディ、ミンティ、フローラルノート。l体はd体よりやや劣る。ガーデニア、チューベローズなど重い感じのフローラル系調合香料、ペッパー・キャラウェイ・ミント調フレーバーなどに用いられる。最終製品における使用量は、飲料で84~500ppm、アイスクリームで300ppmほどである[4]。
脚注
- ^ a b “ジヒドロカルベオール”. J-GLOBAL. 科学技術振興機構. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “Dihydrocarveol”. PubChem. National Center for Biotechnology Information. 2016年12月8日閲覧。
- ^ ジヒドロカルベオール (PDF)
- ^ a b 『合成香料 化学と商品知識』p.93-94
参考文献
- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年。ISBN 4-87326-460-X。
関連項目
- ジヒドロカルベオールのページへのリンク