シンセサイザー奏者・シーケンサー利用者からのアプローチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 05:03 UTC 版)
「ウインドシンセサイザー」の記事における「シンセサイザー奏者・シーケンサー利用者からのアプローチ」の解説
MIDIは主に鍵盤楽器の世界で発展し、シーケンサーを用いて演奏情報を入力する際も基本は鍵盤楽器の演奏法に依拠している。だが、鍵盤楽器では微妙なピッチの変化や複雑な強弱の変化を表現するのが難しく、仮にクラリネットの音色を鍵盤楽器で演奏しても、本当のクラリネットのような滑らかさを得ることはできず、鍵盤を弾いているような感触がつきまとう。 ウインドシンセサイザーを用いれば、滑らかな音量変化や音色・ピッチの変化を得ることができ、いわゆる「打ち込みっぽさ」を効果的に取り除くことが期待できる。管楽器にもシンセサイザーにも親しんでいる演奏者にとって最良の電子楽器になるといえる。同時にこの楽器は、普段は接点の少ない両種の楽器群および演奏者の交わる場となり得る。 ただし管楽器の運指を記憶し実際に演奏するまでの負担は大きく、和音も発せられない。この限界を超える楽器がシンセサイザーと鍵盤ハーモニカを融合させた電子鍵盤ハーモニカ (Hohner Electra-Melodica)である。
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