シングルとの違いについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 21:45 UTC 版)
「アルバム」の記事における「シングルとの違いについて」の解説
新しいメディアが大容量であるため、アルバムがどのぐらい長くあるべきかという問題が議論になる。UKシングルチャートは4トラック以上、または、収録時間の合計が20分を超えるものはアルバムとされる。 日本のオリコンは、ポップスではリミックス(バージョン違い)等を除くオリジナル曲が5曲(5トラックではない)以上の場合はアルバムとしている。これを利用して、シングルに同じ曲のリミックスを多数収録し、お買い得感や話題性を出すことがある。例えば、浜崎あゆみのマキシシングル『A』(1999年)は、14トラックあり(ボーナストラック含む)、かつ70分をはるかに超える収録時間にもかかわらず、そのほとんどが同じ曲のリミックスで、「曲数」としては4曲しか収録されていないため、シングルとされた。8cmCDの場合、10曲が収録された山崎邦正の『ヤマザキ一番!』(1998年)はシングルとされた一方、7曲が収録された所ジョージの『トンカチ』(1998年)はアルバムとされた。また、松任谷由実のEP、『水の中のASIAへ』は収録曲数が4曲であるにもかかわらずアルバムとされており、松任谷本人の公式ディスコグラフィーでもアルバムと位置付けられているが、Spotify等の音楽サブスプリクションサービスではシングルとしてカテゴリーされている。クラシックなどでは、1曲でも時間が長ければアルバムとされる。また、曲数はディスクごとではなくパッケージで数えるため、シングルボックスはアルバムとされる。 一方で日本レコード協会は、リミックスを含む収録曲が3曲(カラオケは除く)以内かつ定価が1600円以下のものをシングル、その他をアルバムとしている。
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