シャープのマスク
シャープのマスクとは、シャープが製造・販売する不織布マスクである。2020年3月に生産が開始された。「MA-1050」という型名がある他には固有の名称は特にない。
シャープのマスクは、新型コロナウイルス感染症の感染予防策としてマスクの着用が重視されたことによる全国的なマスク不足の状況下において、日本政府から要請を受けたことにより製造が開始された。液晶ディスプレイのパネルの製造拠点である三重工場のクリーンルームが転用されている。3月末に政府向けに出荷が開始され、4月下旬には一般向け販売も開始された。
シャープのマスクは、一般向けには、SHARP COCORO LIFEのオンラインストアを通じて販売された。国内メーカーによる国産マスクという品質への期待もあってか大きなニュースとして報じられ、販売開始当初はウェブサイトのサーバーがアクセス過多によってダウンし、アクセス不能な状態が長く続いた上、シャープがスマホでスマート家電を操作するIoTサービス「COCORO+(ココロプラス)」にも一部影響が生じるなどした。
シャープはマスクの販売方法を週1回の抽選に変更し、50枚セットを1人1個までの限定販売で、5月末現在まで販売を続けている。5月20日に実施された第4回の抽選販売では、応募総数が778万名に上ったと発表されている。当該回の当選者(販売対象)は7万名に上る。
※画像 / シャープ株式会社
参照リンク
シャープ COCORO+(ココロプラス)
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