サロン写真時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 19:06 UTC 版)
「アルヴィン・ラングダン・コバーン」の記事における「サロン写真時代」の解説
1882年ボストンに生まれ、最初は美術を学んだが、写真家だった従兄のF・ホーランド・デイの勧めで写真に入った。1900年18歳の時にロンドンサロンで展示されるなど早熟の天才と言うべき写真作家となった。 1902年にはアルフレッド・スティーグリッツなどともにフォト・セセッションの創立会員となった。またリンクトリングに参加し、ピクトリアリスムの作品を多く残した。カメラ・ワークに作品を発表したり、291ギャラリーでも個展を開催している。 1906年、23歳の時、大英王立写真協会が彼のため個展を開いている。この頃の業績としては1909年に出版した写真集『ロンドン』、1912年に出版した写真集『ニューヨーク』、またイギリスやフランスの人たちのポートレートを集め1913年『メン・オブ・マーク』と1922年に出版したその続編がある。この頃の写真は絵画追従でソフト描写のいわゆるサロン写真であったが、人物の把握はしっかりしており、日本の営業写真家にも影響を与えた。
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