サティヤメーヴァ・ジャヤテー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/17 10:28 UTC 版)
| ヒンドゥー教用語 Satyameva jayate |
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|---|---|
| 英語 | Truth alone triumphs |
| サンスクリット語 | सत्यमेव जयते (IAST: Satyameva jayate) |
| アッサム語 | সত্যমেৱ জয়তে (Satyamewa jayate) |
| バリ語 | Satyameva jayate |
| ベンガル語 | সত্যমেব জয়তে (Satyameba joyote) |
| グジャラート語 | સત્યમેવ જયતે (Satyameva jayate) |
| ヒンディー語 | सत्यमेव जयते (Satyameva jayate) |
| ジャワ語 | Satyameva jayate (Satyameva jayate) |
| カンナダ語 | ಸತ್ಯಮೇವ ಜಯತೇ (Satyameva jayate) |
| マラヤーラム語 | സത്യമേവ ജയതേ (Satyameva jayate) |
| マラーティー語 | सत्यमेव जयते (Satyameva jayate) |
| ネパール語 | सत्यमेव जयते (Satyameva jayate) |
| オリヤー語 | ସତ୍ୟମେବ ଜୟତେ (Satyameba jayate) |
| パンジャブ語 | ਸੱਤਿਆਮੇਵ ਜਯਤੇ (Satyameva jayate) |
| タミル語 | வாய்மையே வெல்லும் (Vāymaiyē vellum) |
| テルグ語 | సత్యమేవ జయతే (Satyameva jayate) |
| サティヤメーヴァ・ジャヤテー | |||||||||||||||||||||||||
| 唯真理得胜 | |||||||||||||||||||||||||
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| 中国語 | 唯真理得胜 | ||||||||||||||||||||||||
| 繁体字 | 唯真理得勝 | ||||||||||||||||||||||||
| 簡体字 | 唯真理得胜 | ||||||||||||||||||||||||
| 文字通りの意味 | 真理のみが勝利する | ||||||||||||||||||||||||
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| 日本語 | |||||||||||||||||||||||||
| 漢字 | 真理のみが勝利する | ||||||||||||||||||||||||
| 新字体 | 真理のみが勝利する | ||||||||||||||||||||||||
| 旧字体 | 真理のみが勝利する | ||||||||||||||||||||||||
| ひらがな | しんりのみがしょうりする | ||||||||||||||||||||||||
| カタカナ | シンリノミガショウリスル | ||||||||||||||||||||||||
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| 朝鮮語 | |||||||||||||||||||||||||
| ハングル | 사티야메바 자야테 | ||||||||||||||||||||||||
| 英語 | 진실만이 승리한다 | ||||||||||||||||||||||||
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サティヤメーヴァ・ジャヤテー(梵: सत्यमेव जयते、「真理のみが勝利する」の意)は、ヒンドゥー教の聖典『ムンダカ・ウパニシャッド』に由来するマントラの一節である。[1]インド独立後の1950年1月26日、インドが共和国として発足した日に、この句はインドの国家標語として正式に採用された。[2][3]インドの国章では、アショーカ王の獅子柱頭像の下部にデーヴァナーガリー文字でこの句が刻まれており、国章の不可欠な要素となっている。この国章と「サティヤメーヴァ・ジャヤテー」の句は、インドの通貨や公的文書の片面にも記されている。
起源
この標語の出典は、『ムンダカ・ウパニシャッド』第3章第1節第6句にあるマントラである。以下にデーヴァナーガリー表記とローマ字転写を示す。
- デーヴァナーガリー表記:
सत्यमेव जयते नानृतं सत्येन पन्था विततो देवयानः।
येनाक्रमन्त्यृषयो ह्याप्तकामा यत्र तत् सत्यस्य परमं निधानम्॥[4]
- ローマ字転写:
satyameva jayate nānṛtaṃ
satyena panthā vitato devayānaḥ
yenākramantyṛṣayo hyāptakāmā
yatra tat satyasya paramaṃ nidhānam[5]
- 日本語訳:
真理のみが勝利し、虚偽は勝たない。
真理によって神々の道が開かれ、
欲望を超越した聖者たちはその道を進み、
そこにある真理の究極の宝庫に至る。
この句は、「サティヤ(satyam:真理)」、「エーヴァ(eva:強調語)」、「ジャヤテー(jayate:勝つ)」という語から構成されている。
一般的な解釈と用法
この標語には以下のような一般的な解釈や類義表現がある:
- 「真理は常に無敵である」
- 「虚偽ではなく、真理のみが勝利する」
- 「偽りではなく、真実が勝つ」[6]
- ラテン語訳:「Veritas Vincit(真理は勝つ)」
- 「聖なる法(リタ)に反するものではなく、真理のみが勝利する」[7]
- タミル語での表現:「வாய்மையே வெல்லும்(Vāymaiyē Vellum、真実こそが勝つ)」
この標語は、1918年にインド国民会議の議長を務めていたパンディット・マダン・モーハン・マーラヴィヤによって広く紹介され、インドの国民的語彙として定着した。[8]
関連項目
出典
- ^ “Mundaka Upanishad”. IIT Kanpur. 2020年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月4日閲覧。
- ^ “Motto for State Emblem”. Press Information Bureau of India–Archive. 2017年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月8日閲覧。
- ^ Department related parliamentary standing committee on home affairs (2005-08-25). One hundred and sixteenth report on the state emblem of India (Prohibition of improper use) Bill, 2004. New Delhi: Rajya Sabha Secretariat, New Delhi. p. 6.11.1. オリジナルの3 July 2011時点におけるアーカイブ。 2008年9月26日閲覧。.
- ^ 引用エラー: 無効な
<ref>タグです。「iitk」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ “The Mundaka Upanishad with Shankara's Commentary”. Wisdom Library (2016年2月21日). 2020年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月12日閲覧。
- ^ (Max Muller (SBE 15))
- ^ (Radhakrishnan, The Principal Upanishads)–citations from Mehendale
- ^ “Minutes of the first meeting of the National Committee for Commemoration of 150th Birth Anniversary of Mahamana Pandit Madan Mohan Malaviya 26 July 2011 at 6.00 pm–7, Race Course Road, New Delhi.”. 2013年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月8日閲覧。
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