ゴルフでのエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/30 15:11 UTC 版)
「アイゼンハワーの木」の記事における「ゴルフでのエピソード」の解説
アイゼンハワーの木は、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの17番ホールでプレーする数々のゴルファーの前にまさしく障害として立ちふさがっていた。プロゴルファーのデヴィッド・デュヴァルはこの木について、「あの木のせいで、ボールがどこに飛んでいくか相当集中力を発揮しなければいけない。プレイヤーは右側へボールを迂回させるか、木の上を越えるショットを打つかしかない」と評していた。 そしてアイゼンハワーの木は、マスターズ・トーナメントでも重要な役割を果たしていた。ゴルファーのトミー・アーロン (en) は17番ホールのティーショットをこの木にぶつけてしまい、ロストボールとなった。アーロンによると、当日中に見つからなかったボールは、彼が翌日再度17番ホールでプレイしていた際、明らかに木の枝から落ちてきたという。ジャック・ニクラウスはこの顛末について「信じられないことだ」と評した。 2011年には、タイガー・ウッズがマスターズ・トーナメント3日目にこの木の下で負傷し、世界ランキングを大きく後退させた。彼は木の下から第2打を放った際に足を滑らせ、左ひざと左アキレス腱を傷めた。負傷にも関わらずウッズは翌日のマスターズ最終日に前半を猛チャージで追い上げ、優勝こそ逃したもののスコア67を記録している。しかし、その後はアイシングなどでの治療を受ける事態に至り、ウェルズ・ファーゴ選手権を欠場することになった。 2014年のマスターズ・トーナメントは、アイゼンハワーの木が伐採されたのちに初めて開催された大会となった。出場選手からは「ティショットが打ちやすくなった」という意見も出ていたが、会長のペインは「昨年大会でスコアに大きく影響しないことも分かった」という主催者側の見解を表明した。
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