コンセプト、歌詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 13:49 UTC 版)
リーダーのakiは、「ダーク、ハード、メロディアス」をコンセプトとして掲げていた。これは、ステージでは「非現実的な世界観を演じて」いく一方、サウンド面ではハードロック、ヘヴィメタルを志向するということであった。だが、活動を開始した初期の客層は80年代メタルシーンよりも、UKポストパンクシーンをバックボーンにしている人が多く、その点では話が合わなかったこともあるとakiは述べている。 インディーズ時代には、血糊を吐いたり、演劇的な要素をライブに取り入れるなど、ある種ショック・ロックのようなシアトリカルなパフォーマンスを行っていた。ただ、ヴィジュアル面に関しては「肝になる音楽という部分で、僕らの音楽に必要だからメイクをしてる(中略)音にいちばん合うメイクであったり、衣装であったり、ステージングであったり、そういう部分での"役"を見せていきたい」と語っており、あくまで音楽が主だという態度を示した。 インディーズ時代の初期の歌詞では、DEAD ENDやGASTUNKに影響を受けて、難しい漢字を使って、その漢字の持つ雰囲気から退廃的でダークな世界観を出そうとしていた、とakiは述べている。当時はボードレールや萩原朔太郎の詩集からもインスパイアされていたが、メジャーデビュー後は日常で使うような言葉を用いて、遠回しに抽象的な内面の世界を表現することに関心が移っていった。「謎めいた答えのないものに対する問いかけ」が共通するテーマになっているとも語っていた。
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