コンセプトモデリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:45 UTC 版)
CADで一般的に使われているNURBS曲面でのモデリングには様々な制限が存在しているため、コンセプトモデリングの段階では精度の問題があるものの3DCGで一般的に使われているポリゴンの細分化曲面 (サブディビジョンサーフェス、SubD) が使われることもある。 細分化曲面に対応するCADソフトウェアとしてはAutodesk Alias(英語版)、CATIA (Imagine & Shape機能)、PTC Creo (Freestyle機能)、NX (Realize Shape機能)、Altair Inspire Studio (旧solidThinking Evolve)、Solid Edge 2021以降、Rhinoceros 3D 7以降などが存在する。CADソフトウェアに細分化曲面モデリングを追加するプラグインもある (SolidWorks用プラグインのPower Surfacingなど)。 またコンセプトモデリングではMayaなどのアニメーションやシミュレーションの強い3DCGソフトウェアも使われており、3DCGソフトウェア用の細分化曲面からNURBS曲面へと変換するプラグインやソフトウェアも存在している (Rhinoceros 3D 7以降のToNURBS機能、IntegrityWare製のPower SubD-NURBSなど)。 なおNURBS曲面と互換性がありながら細分化曲面のように扱えるT-スプライン曲面も存在しており、これにはFusion 360が対応している (以前はSolidWorks及びRhinoceros 3D用のT-スプラインプラグインが存在したほか、T-スプラインに対応するAlias SpeedFormもあった)。
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