コスト/価値アプローチとは? わかりやすく解説

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コスト/価値アプローチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 07:05 UTC 版)

要件の優先順位付け」の記事における「コスト/価値アプローチ」の解説

ソフトウェア製品要件優先順位付けるための、優れた比較使いやすい方法は、コスト/価値アプローチです。このアプローチは、Joachim KarlssonとKevin Ryanによって開発された。その後、このアプローチFocal Point社(2005年にTelelogicに買収されました)でさらに発展し商品化された。基本的な考え方は、個々候補要件ごとに、要件実装するためのコストと、要件価値判断することである。 要件価値コスト評価は、階層分析法AHP)を使用して実行されるこの手法は、 Thomas Saaty開発した基本的な考え方は、(候補要件すべてのペアについて、ペア1つ要件を他の要件比較して価値コスト評価する。たとえば、(Req1、Req2)の値が3の場合要件1は要件2の3倍の価値になる。自明なことに、これは(Req2、Req1)の値が1/3であることを示す。 KarlssonとRyanアプローチでは、候補者の要件確認し優先順位決定するための5つの段階示唆されている。 要件エンジニアは、候補要件完全性注意深く確認し、それらが明確な方法記述されていることを確認する顧客ユーザー(または適切な代替品)は、AHPペア比較法適用して候補要件相対的な価値評価する経験豊富なソフトウェアエンジニアは、AHPペア比較行い、各候補要件実装するための相対コスト見積もる。 ソフトウェアエンジニアは、AHP使用して、各候補要件相対価値実装コスト計算し、これらをコスト/価値図にプロットする。この図のy軸には価値が、x軸には推定コスト示される利害関係者は、候補要件分析および議論するための概念マップとしてコスト価値図を使用する。これで、ソフトウェアマネージャーは要件優先順位付け実装する要件決定する。 これで、コスト/価値アプローチと一般的な要件の優先順位付けは、ソフトウェア製品管理文脈に置くことができる。前述のように、リリース計画はこのプロセス一部である。ソフトウェア要件優先順位付けは、リリース計画プロセス一部である。 リリース計画プロセスは、サブプロセスで構成されている。 要件優先順位付け要件取捨選択する リリース要件定義する リリース要件検証する 提供開始準備

※この「コスト/価値アプローチ」の解説は、「要件の優先順位付け」の解説の一部です。
「コスト/価値アプローチ」を含む「要件の優先順位付け」の記事については、「要件の優先順位付け」の概要を参照ください。

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