コギト・エルゴ・スムとは? わかりやすく解説

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コギト・エルゴ・スム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 03:47 UTC 版)

省察」の記事における「コギト・エルゴ・スム」の解説

方法的懐疑経て肉体を含む全ての外的事物懐疑かけられ純化され精神だけが残りデカルトは、「私がこのように全ては偽である”と考えている間、その私自身なにものかでなければならない」、これだけは真であるといえる絶対確実なことを発見する。これが「私は考える、ゆえに私はある」Je pense, donc je suisフランス語)である。 コギト・エルゴ・スムは、方法的懐疑経て考える」たびに成立する。そして、「我思う、故に我あり」という命題明晰かつ判明知られるのである事から、その条件真理判定する一般規則として立てて、「自己の精神明晰かつ判明認知されところのものは真である」と設定する明晰判明規則

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コギト・エルゴ・スム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 09:52 UTC 版)

ルネ・デカルト」の記事における「コギト・エルゴ・スム」の解説

方法的懐疑経て肉体を含む全ての外的事物懐疑かけられ純化され精神だけが残りデカルトは、「私がこのように全ては偽である”と考えている間、その私自身なにものかでなければならない」、これだけは真であるといえる絶対確実なことを発見する。これが「私は考える、ゆえに私はある」Je pense, donc je suisフランス語)である。ちなみに有名な我思う、ゆえに我あり」コギト・エルゴ・スム cogito ergo sumラテン語)とのラテン語表現は『真理探究』でなされているが、これは第三者による訳で、デカルト自身このような表現をしたのは、後に彼がラテン語執筆した哲学原理』においてである。方法序説ラテン語訳出版され、「Ego cogito, ergo sum, sive existo 」との表現とらえている。詳細同名内部リンク参照。 コギト・エルゴ・スムは、方法的懐疑経て考える」たびに成立する。そして、「我思う、故に我あり」という命題明晰かつ判明知られるのであることから、その条件真理判定する一般規則として立てて、「自己の精神明晰かつ判明認知されところのものは真である」と設定する明晰判明規則) のちのスピノザは、コギト・エルゴ・スムは三段論法ではなくコギトスム単一命題言っているのであり、「私は思いつつ、ある」と同義であるとした。そのスピノザ解釈から、カントエルゴ不要とし(デカルト自身エルゴ不要性については考えていた)、コギト・エルゴ・スムは経験的命題であり自意識よるものだとした。

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