クロフォード伯爵位の継承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 06:19 UTC 版)
「バルカレス伯爵」の記事における「クロフォード伯爵位の継承」の解説
主家の当主第22代クロフォード伯爵が1808年に生涯未婚のまま没すると、クロフォード伯爵位を継承していた初代リンジー伯爵(兼17代伯)の男系子孫は途絶えた。7代伯ジェームズ(1783–1869)はこれに乗じて「クロフォード伯爵(Earl of Crawford)」の継承を主張した結果、1848年8月11日に貴族院によって承認された。そのため、これ以降のバルカレス伯爵位とクロフォード伯爵位は継承権者を同じくすることとなった。これに際して6代伯アレグザンダーは遡って伯爵位を継承していたことが認定された。また、7代伯は併せて「モントローズ公爵(Duke of Montrose)」の回復も求めていたが、こちらの爵位の請願は失敗に終わっている。 その7代伯の直系子孫にあたる12代伯ロバート(1927-)が当代のバルカレス伯爵である。また、彼は第29代クロフォード伯爵を兼ねている。 一族の邸宅は、ファイフシャー・イースト・ニューク地方(英語版)の小村コリンズバラ村(英語版)に位置するバルカレス・ハウス(英語版)(Balcarres House)。伯爵家の祖メンミュア卿が建てさせたもので.、現在はイギリス指定建造物として保護されている。 爵位にかかるモットーは『仰げば星、神は我が希望にして我が守り(Astra, Castra, Numen, Lumen, Muimen)』。
※この「クロフォード伯爵位の継承」の解説は、「バルカレス伯爵」の解説の一部です。
「クロフォード伯爵位の継承」を含む「バルカレス伯爵」の記事については、「バルカレス伯爵」の概要を参照ください。
- クロフォード伯爵位の継承のページへのリンク