紅の唄【クレナイ ノ ウタ】(食用作物)
登録番号 | 第14669号 | |
登録年月日 | 2007年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 紅の唄 よみ:クレナイ ノ ウタ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 松下宣二、阿賀一郎 | |
品種登録者の住所 | 北海道美唄市字カーウシュナイ670番地13、北海道美唄市字上美唄4212番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松下宣二、阿賀一郎、安藤隆雄、阿賀悦子、阿賀春樹、松下敬子、松下誠、安藤昌子、安藤裕二 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「北海280号」の変異株から育成されたものであり、育成地(北海道美唄市)における成熟期はやや晩生、稈の長さが中、籾1000粒重がやや大の粳品種である。稈の長さ及び太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉身表面の毛茸は中、葉の緑色の程度は濃緑、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さはやや短、穂数は中、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は茶、外穎先端の色(ふ先色)は褐、護穎の長さは中、色は黄金色、柱頭の色は白である。芒は有、色(初期観察)は赤褐、最長芒の長さは短、芒の分布は全体である。籾1000粒重はやや大、玄米の長さはやや長、幅は中、形は紡錘形、色は白、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)は中生、成熟期はやや晩生である。障害型耐冷性はやや強、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,k、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもち圃場抵抗性は強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。胚乳のアミロース含量は5型、蛋白質含量は中である。「きらら397」と比較して、外穎先端の色(ふ先色)が褐であること、穎色が茶であること等で、「はなぶさ」と比較して、穎色が茶であること、籾1000粒重が大きいこと、胚乳のアミロース含量が5型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者のほ場(北海道美唄市)において、「北海280号」の中から変異株を発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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