クリティカル‐マス【critical mass】
クリティカルマス
クリティカルマスとは、マーケティングに関する用語で、ある商品やサービスの普及率が一気に跳ね上がるための分岐点となっている普及率のことである。
ある商品やサービスが市場に登場すると、最初は最も先進的なイノベーター(革新者)と呼ばれる消費者層に受け入れられ、次に新しいものに敏感なアーリーアダプターと呼ばれる利用者層に広まっていく。それから徐々に、保守的な利用者層に広がっていく。このとき、市場全体の普及率がクリティカルマスに達すると、それまでの普及率の伸びが一気に跳ね上がると指摘されている。クリティカルマスとされる普及率は、市場の約16%であると言われている。
クリティカルマスは、1962年に米国の社会学者であるエベレット・ロジャース(Everett Rogers)の著書によって初めて提唱された。
参照リンク
Operationalizing Critical Mass As The Dependent Variable For Researching The Diffusion Of eMarketplaces – Its Implications - (PDF形式)
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クリティカル・マス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/14 04:36 UTC 版)
クリティカル・マス(クリテカル マス)は、多数の自転車利用者が週末に一緒に走り、自転車に優しいまちづくりをアピールするねらいがある。1992年にサンフランシスコで始まり、現在は世界各地へと広がっている。
背景
最も典型的なクリティカル・マスは、金曜日の夕方や土曜日に、大量のサイクリストが都心を一緒に走り回り、自転車に優しいまちづくりを求める動きである。自転車のエコロジー的な長所をアピールし、ベルを鳴らしたり、カラフルな服装をする場合もある。ニューヨークなどの大都市では、月に1回定期的に行われていることもある。主催者が組織的に参加を募る場合もあるが、どちらかというと自発的に集まって行う場合が多く、「発生する」と表現される。
このような動きは1970年代からあったと言われているが、現在の形のものは、サンフランシスコで1992年9月25日(金曜日)の午後6時に開始されたものが初めてである。
現状
クリティカル・マスは、世界各地に広がると共に、自転車利用以外の問題に関しても発生している。日本にも、自転車に優しいまちづくりを求めて定期的に行っている例がある。また、反原発などをテーマに集まるクリティカル・マスもある。もっとも、日本のクリティカル・マスは数を頼みに交通妨害を行っている面もあるなど、現状は自転車版の暴走族と化している。
関連項目
出典
- クリティカルマスってなんだ?(東京のクリティカル・マスを紹介)
- 横浜のクリティカル・マス
- クリティカルマスのページへのリンク