クリス・キャンディードとは? わかりやすく解説

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クリス・キャンディード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 10:12 UTC 版)

クリス・キャンディード
1998年
プロフィール
リングネーム クリス・キャンディード
スキップ
ブロンド・ボンバー
本名 クリストファー・バレット・キャンディート
身長 175cm
体重 102kg
誕生日 (1972-03-21) 1972年3月21日
死亡日 (2005-04-28) 2005年4月28日(33歳没)
出身地 アメリカ合衆国
ニュージャージー州
ミドルセックス郡エジソン
トレーナー ラリー・シャープ
デビュー 1986年
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クリス・キャンディードChris Candido、本名:Christopher Barrett Candito1972年3月21日 - 2005年4月28日)は、アメリカ合衆国プロレスラーニュージャージー州エジソン出身。

祖父は元WWWFの前座レスラー、チャック・リチャーズ[1]。妻はマネージャーとして活躍したサニーことタミー・リン・シッチ[2]。弟のジョニー・キャンディードもプロレスラー[3]

来歴

ラリー・シャープ主宰のモンスター・ファクトリーでトレーニング後、1986年に14歳でデビュー。シャープの運営するインディー団体WWAでキャリアを積む。この当時、高校時代の同級生で後に妻になるタミー・リン・シッチと再会する。

1992年1月、ブロンド・ボンバーThe Blonde Bomber)のリングネームFMWに初来日[4]。シーク軍団の一員として参戦。その後、クリス・キャンディードChris Candido)の名義でECWに登場。1993年4月にはジョニー・ホット・ボディとのコンビでECWタッグ王座を獲得、後にクリス・マイケルズを加えたユニットを結成し、防衛戦には3人のうちのどの組み合わせで出場しても認められるという通称「フリーバード・ルール」[5]を採用してタイトルを3者共有のものとした[6]

その後、タミーを連れてジム・コルネットの主宰するSMWに参戦。1994年9月には全日本プロレスに来日した[7]。帰国後の11月9日、SMWにて行われた復活版のNWA世界ヘビー級王座次期王者決定トーナメントに出場し、アル・スノーダーティー・ホワイト・ボーイトレイシー・スマザーズらを退け王座獲得[8]1995年2月24日にダン・スバーンに敗れるまでタイトルを保持した[8]

1995年11月、サニーと改名したタミーと共にWWFへ進出。スキップSkip)のリングネームを名乗り、フィットネスインストラクターギミックとしたサニーとの男女デュオ、ザ・ボディードナーズThe Bodydonnas)で活動。後にジップをタッグパートナーに迎え、1996年3月31日の『レッスルマニアXII』にてWWF世界タッグ王座を獲得した[9]。しかし、当時クリックのリーダーとしてバックステージでの発言力を増大させていたショーン・マイケルズと諍いを起こし、マイケルズによってタイトルを取り上げられ[10]、5月19日のマディソン・スクエア・ガーデン大会にてヘンリーフィニアスのザ・ゴッドウィンズに王座を明け渡している[11]

1996年10月、当時WWFと提携していたECWに再登場し、ランス・ストームと抗争を展開。後にストームとコンビを組み、1997年12月6日、ダグ・ファーナス&フィル・ラフォンアクセル・ロッテン&ボールズ・マホーニーとの3ウェイ・ダンスを征し、世界タイトルとなったECWタッグ王座を再び獲得、1998年6月27日にサブゥー&ロブ・ヴァン・ダムに敗れるまで保持した[6]。同年下期からは、シェーン・ダグラスバンバン・ビガロとのヒール・ユニット、トリプル・スレットTriple Threat)の一員となって活動した。

2000年WCWに移籍し、3月にWCWクルーザー級王座を奪取[12]。その間にXPWにも参戦、XPW世界ヘビー級王座を獲得した。2001年5月には新日本プロレスに来日し『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアVIII』に出場している[13]

WCW崩壊後はインディー団体を転戦し、2005年1月よりTNAに登場。しかし、4月24日のPPVロックダウン』に出場した際に足首を骨折[14]。翌日に手術を行い、経過は良好のように見えたが、手術の結果できた血栓が原因で4月28日に死去[14]。33歳没。

得意技

獲得タイトル

脚注

  1. ^ Chuck Richards”. Wrestlingdata.com. 2015年11月14日閲覧。
  2. ^ Tammy Lynn Sytch”. Online World of Wrestling. 2010年11月11日閲覧。
  3. ^ Johnny Candido”. Wrestlingdata.com. 2015年11月14日閲覧。
  4. ^ The FMW matches fought by Chris Candido in 1992”. Wrestlingdata.com. 2015年11月14日閲覧。
  5. ^ 1980年代初頭にファビュラス・フリーバーズが確立した非公式ルール。
  6. ^ a b ECW Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年11月11日閲覧。
  7. ^ The AJPW matches fought by Chris Candido in 1994”. Wrestlingdata.com. 2015年11月14日閲覧。
  8. ^ a b NWA World Heavyweight Title: revived version”. Wrestling-Titles.com. 2010年11月11日閲覧。
  9. ^ History of the WWF World Tag Team Championship”. WWE.com. 2010年11月11日閲覧。
  10. ^ 会場内のビュッフェにおいて、マイケルズがサニーの食器に排泄物を入れたことが原因(ショーン・アセール、マイク・ムーニハム共著『WWEの独裁者-ビンス・マクマホンとアメリカン・プロレスの真実』P204-205 / 2004年、ベースボール・マガジン社 / ISBN 4583037880)。
  11. ^ WWE Yearly Results 1996”. The History of WWE. 2010年12月15日閲覧。
  12. ^ WCW Cruiserweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年11月11日閲覧。
  13. ^ The NJPW matches fought by Chris Candido in 2001”. Wrestlingdata.com. 2015年11月14日閲覧。
  14. ^ a b Chris Candido dead at 33”. SLAM! Wrestling (April 29, 2005). 2010年11月11日閲覧。

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