クラプトンとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 03:29 UTC 版)
「ジミ・ヘンドリックス」の記事における「クラプトンとの関係」の解説
クリーム(エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースのバンド)の「Sunshine of Your Love」は、クリームのメンバー3人が、ヘンドリックスのステージを鑑賞した夜、ヘンドリックスの演奏に触発されて生まれたという。それを知っていたかどうかは不明だが、ヘンドリックスもこの曲を気に入っており、度々ステージで演奏していた。イギリスのテレビ番組「ルル・ショー」(生放送)にヘンドリックスが出演した際、司会のルル(女優、歌手)と「Hey Joe」をデュエットするという予定を無視し、解散したばかりのクリームに捧げるため同曲を演奏したのは有名(1969年1月)。 ポール・マッカートニーによるとジミはストラトのトレモロアームを多用するためにチューニングが直ぐに狂ってしまうのだが、たまたま、客席にジミを見に来たクラプトンを見つけるたびに「僕のためにチューニング直してください」と毎回ギャグを連発していてシャイなクラプトンを困らせていた。 ヘンドリックスとエリック・クラプトンは、度々セッションを行っていたが、1970年9月18日クラプトンがジミとのギグへ向かう前にジミの死を知りショックを受けている。 クリーム時代のエリック・クラプトンが生み出したウーマントーンは、一般にギブソンのレスポールまたはSGによるものと思われているが、ストラトキャスターのフロントピックアップによるものという説がある。ウーマントーンの代表曲「Sunshine of Your Love」のレコーディングはストラトキャスターで行われた、という証言も存在する。これが正しいとすれば、明らかにヘンドリックスの影響だろう。クラプトンは、ヘンドリックスと同じような“エレクトリックヘア”(チリチリのアフロヘア)にしたり、東洋風のヒラヒラした衣装(キモノ)を着用したりしていた時期があり、ヘンドリックスから強い影響を受けていたことが知られている。 クラプトンは、デレク&ザ・ドミノスとしてのアルバム『いとしのレイラ』(1970年)で、ヘンドリックスの代表的なバラード「Little Wing」をカバー。その後もヘンドリックスのトリビュートアルバムに参加し、「Stone Free」などをカバーしている。
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