クマササハナムロとは? わかりやすく解説

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クマザサハナムロ

(クマササハナムロ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/04 15:22 UTC 版)

クマザサハナムロ
クマザサハナムロ Pterocaesio tile
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: タカサゴ科 Caesionidae
: タカサゴ属(クマザサハナムロ属)
Pterocaesio
: クマザサハナムロ P. tile
学名
Pterocaesio tile
(Cuvier, 1830)
和名
クマザサハナムロ
英名
Dark-banded fusilier

クマザサハナムロ(学名: Pterocaesio tile)は、スズキ目タカサゴ科に属する海水魚の1種である。

分布

西太平洋インド日本では南日本や小笠原諸島に分布している[2]

名称

「グルクン」沖縄県でタカサゴ科の魚のことを指す言い方。「ウクーグルクン」沖縄県での本種の呼び方。「アカウルメ」奄美群島での呼び方。ほかにもタカサゴ科の仲間のことを呼ぶ。

形態

体長

約25cm前後になる。

生態

水中では背側が青く見え、腹側は白く見える。体に細い縦帯があり、尾鰭の両側に黒色帯がある。危険やストレスを感じると体色が赤色や、斑点などに変化する。死ぬと体色は赤色になる。

潮通しのよい外洋に面した岩礁や、サンゴ礁の周辺を群れで回遊し、中層を遊泳しながら、主に動物プランクトンを食べる。雑食[3]

近縁のタカサゴ科とは、尾びれの上下端の色で見分けることが可能。

人との関わり

沖縄県では周年漁獲される。身は白身で天ぷら、刺身、唐揚げなどに調理される。

脚注

  1. ^ Carpenter, K.E., Lawrence, A. & Myers, R. 2016. Pterocaesio tile. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T20253151A65927672. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T20253151A65927672.en. Accessed on 23 September 2023.
  2. ^ 沖縄美ら海水族館公式ホームページ2022年1月17日閲覧
  3. ^ 天城町文化遺産データベース2022年1月18日閲覧



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