ギブソン・マローダーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 機器 > 音響機器 > ギターの機種 > ギブソン・マローダーの意味・解説 

ギブソン・マローダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 03:55 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ギブソン・マローダー
Gibson Marauder
1975年製マローダー
メーカー/ブランド ギブソン
製造時期 1975年-
構造
ボディタイプ ソリッド
フレット 22
材質
ボディ メイプル
ネック メイプル
フィンガーボード ローズウッド
ハードウェア
ペグ 左右対称に3:3
テールピース ストップ・バー(固定)
電気系統
ピックアップ(F) ハムバッキング
ピックアップ(R) シングルコイル
コントロール ボリューム1つ、トーン1つ
テンプレート | カテゴリ

マローダー(Marauder)は、1974年から1979年までギブソンが制作したギターフェンダー社に対抗する意図であったが成功しなかった。生産数は6,400台と少ない。

仕様

1975年に発表されたギブソンには珍しいデタッチャブル・ネック・モデルのソリッド・ボディ・ギター。ピックアップビル・ローレンスによるもので、フロントのハムバッキングと、リアにマウントされたシングルコイルの2つ。 1975年モデルは、1弦側カッタウェイ近くに取り付けられた3ポジションのトグル・スイッチでピックアップを選択するようになっているが、1976年頃以降は、スイッチの代わりにフロントとリアのピックアップの音量バランス・コントロールが取り付けられるようになる。 ボディの形はレスポールそのものだが、ピックガードは全く違う形をしている。また、レスポールに比べて重量が軽い。 ヘッドの形はフライングVによく似ている。 スケールなどはレスポールのそれと同様。

ちなみにMarauderとは、略奪者という意味で、他社から売り上げを奪う=他社より売り上げを上げるという思いを込めて製造されたが、売り上げがいまいち伸びなかった。結局製造期間は、約5年しかなく、入手が困難である。

コピーモデル

イーエスピーの子会社「エドワーズ」もマローダーのコピーモデルを製造していたが、2008年に終了。 エドワーズによるマローダーモデルは、ギブソンのものに比べてボディの下半分のふくれ方が大きく、リアピックアップはシングルコイルに見えるがミニサイズのハムバッキングとなっている。 また、ボディはアルダー、ネックはデタッチャブルネックではなくセットネックになるなど細かな仕様が異なる。

サウンド

前述の通りデタッチャブル・ネック(ボルトオンネック)であるという点や、ピックアップの配置からテレキャスターカスタムを思わせるが、 レスポールなどのギブソンギターで聴かれるような中低音の鳴りがマローダーでは乏しい傾向にあるようで、生産数も少ないうえ、愛用者も少ない。

エドワーズのモデルはボディ材やピックアップなどの変更により、かなり変わった印象となっている。

使用ミュージシャン






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ギブソン・マローダー」の関連用語

ギブソン・マローダーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ギブソン・マローダーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのギブソン・マローダー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS