キニマンス塚本ニキ
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キニマンス つかもと ニキ
キニマンス塚本ニキ |
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プロフィール | |
本名 | キニマンス塚本仁希、Nikki Tsukamoto Kininmonth |
愛称 | キニツカニキ |
出身地 | ![]() |
生年月日 | 1985年9月20日(39歳) |
職歴 | ラジオパーソナリティ、翻訳者、通訳[1][2] |
担当番組・活動 | |
出演中 | 『ポリタスTV』、『荻上チキ・Session』「Weekly English Journal」 |
出演経歴 | 『マンスリー・チャンネル』(2020年8月)、『アシタノカレッジ』TBSラジオ |
キニマンス塚本ニキ(キニマンスつかもとニキ、キニマンス塚本仁希、Nikki Tsukamoto Kininmonth[3]、1985年9月20日[4] - )は、日本のラジオパーソナリティ、翻訳者、通訳[1][5]。東京生まれ、9歳から23歳まで父親の出身国ニュージーランドで過ごす[6][7]。オークランド大学卒業後に日本に帰国し、2010年から英語翻訳・通訳業を中心に活動[8]。
ダーヴィド・グロス監督のドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』への出演や[9]、2020年9月からTBSラジオ『アシタノカレッジ』で月曜日から木曜日までパーソナリティを3年間務めたことで知られる[6][10]。2023年11月からインターネットメディア『ポリタスTV』MCの1人として出演[11][1]、報道番組コメンテーターや雑誌コラムニストとしても活動している[2][12]。2024年10月には初の著書『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』を出版した[13][14]。
略歴
東京都板橋区で生まれ、9歳まで練馬区で育つ[4]。父はスコットランド系ニュージーランド人、母は日本人[3][15]。家では父とは英語、母とは日本語で会話し、アメリカンスクールに通う[15]。9歳から23歳までの14年間をニュージーランドで過ごす[5][16]。子どものころから環境や人権などエシカルイシューに興味を持つ[5][17]。オークランド大学で映像学と社会学を専攻し、ジェンダー学も学ぶ[18][3][15]。2006年卒業[18]。
アムネスティ・インターナショナルやフェアトレード事業で働いたあと[10]、2009年に23歳で日本に帰国[19][20][21]。ホテル勤務、英文事務などのアルバイトや動物保護NGOでの勤務経験を経て[5]、2011年1月からフリーの翻訳家、同時通訳者として活動[18]。3月の東日本大震災の際は、外国メディアの現地通訳、コーディネート業務を担当[18]。以降、パタゴニアジャパンの様なメーカー、ビッグイシュー・ジャパンなどの人権関連、またヴァン・ヘイレンのボーカリストである、デヴィッド・リー・ロスの日本滞在アシスタントなども経験する[18]。2013年のドキュメンタリー『3.11: Surviving Japan』[22]、2017年のテレビシリーズ『Ancient Aliens』[22]、などの映像作品で翻訳を担当した。
2020年8月に公開のドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』では通訳兼出演者としてグロス監督と日本各地を同行[9][7]。映画を見た構成作家から、ラジオに誘われる[6][23]。
2020年8月にTBSラジオ『マンスリー・チャンネル』で月間パーソナリティを務め[19]、同じくTBSラジオで2020年9月28日からの新番組『アシタノカレッジ』で、2023年9月28日までの3年間、月曜日から木曜日までの週に4回のパーソナリティを務めた[24][10]。2023年10月からは『荻上チキ・Session』「Weekly English Journal」[25]、11月から『ポリタスTV』MCを務めている[11][20]。2024年10月、初の著書『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』を出版[26]。巻末には竹田ダニエルとの英語対談が収録され[26]、刊行を記念して友人のラブリーサマーちゃんとのトークセッションイベントも開催された[14]。
人物
- 環境に配慮してコンポストを使用している[27]。
- 2021年8月19日、オードリー・タンとの単独インタビューを「アシタノカレッジ」内で放送。英語で質問をし、タンの回答を同時通訳した[28][29]。
- ラジオの収録を通じて竹田ダニエルと親交を深め[30]、ポリタスTVでも共演している[31]。
著書
- 『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』Gakken、2024年10月17日
連載
- 雑誌『DIME』「NIKKIのKINIなる世界」を連載(2024年5月号 - )[2][32]。
- 週刊英和新聞『Asahi Weekly(朝日ウィークリー)』で、エッセー「Scatterbrain Diary」「Dialogue with Friends[33]」を連載(2021年4月4日号 - 2023年3月12号)[1][34][35]。
翻訳、通訳
- 『3.11: Surviving Japan』翻訳(2013年)[22]
- 『Ancient Aliens』翻訳(ヒストリーチャンネル、2017年)[36][22]
- 『MasterChef Australia』翻訳(Network Ten)
- 『RIDE with Norman Reedus』翻訳(AMC)
- 「パラリンピックノルディックスキー」 日本代表チーム通訳[36]
- 「ユナイテッドピープル株式会社 ドキュメンタリー映画上映会」通訳
- 「ショーン・レノン来日トークショー」通訳 Nero Magazine主催
- 「フジロックフェスティバル」アーティストアテンド通訳
ほか
出演
ラジオ、配信
- 『荻上チキ・Session』「Weekly English Journal」2023年10月から毎木19:45(TBSラジオ) - 海外のニュースから、塚本自身が気になった言葉や表現を紹介[37][25]。
- インターネットメディア『ポリタスTV』2023年11月からMC(YouTube)[38]
- 過去
- 『マンスリー・チャンネル』「もったいないカイギ」2020年8月毎週日曜、月間パーソナリティ(TBSラジオ)[19][7]
- 「アシタノカレッジ」2020年9月28日 - 2023年9月28日、月 - 木パーソナリティ(TBSラジオ)[36]
- podcast『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』2022年11月 - 、レヴィ=ストロース編などに参加[39][40]。
テレビ
映画
- 『もったいないキッチン』通訳・出演(ユナイテッドピープル、2020年)
ミュージックビデオ
- Philip Patston 『As Love Draws Near』
- Pieter T『It Would Be You』
- Concord Dawn 『These Prison Walls』
作品モデル
- 『あなたは美しい』(伊島薫)
出典
- ^ a b c d “英語本の著者に聞く (2024年12月15日号) 「世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100」を書いたキニマンス塚本ニキさん コミュニケーションの取っかかりは共通認識 イシューを知って想像して”. Asahi Weekly(朝日ウィークリー (2024年12月25日). 2025年3月3日閲覧。
- ^ a b c “竹田ダニエルとキニマンス塚本ニキが本音でトーク「Z世代とミレニアル世代のウェルワーキング」スペシャル対談動画、配信中!”. DIME (2024年10月15日). 2025年3月3日閲覧。
- ^ a b c “キニマンス 塚本 仁希”. LGBTER|エルジービーター. 2020年9月16日閲覧。
- ^ a b “0003_20_05_08 キニマンス塚本ニキ Nikki Tsukamoto Kininmonth - Mikkusu Magazine” (2020年5月8日). 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b c d “日本の「もったいない」が特効薬? 映画『もったいないキッチン』が示す、食品ロスの創造的解決策|KOKOCARA(ココカラ)−生協パルシステムの情報メディア”. KOKOCARA. 2020年9月16日閲覧。
- ^ a b c “ラジオはコロナ下の人々に寄り添う「強い存在」「学び」がテーマのラジオ番組「アシタノカレッジ」のパーソナリティー対談(1)”. 毎日新聞 (2021年2月3日). 2023年3月15日閲覧。
- ^ a b c “日本の食品ロス問題を“ハッピーに”描くロードムービー『もったいないキッチン』出演者・塚本ニキさんに独占インタビュー”. 千葉商科大学 (2021年2月26日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “第45回目ゲスト:ラジオパーソナリティ キニマンス塚本ニキ”. BE AT TOKYO (2022年2月7日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ a b “もったいないキッチン | 最新の映画ニュース・映画館情報ならMOVIE WALKER PRESS”. MOVIE WALKER PRESS. 2020年9月16日閲覧。
- ^ a b c “キニマンス塚本ニキさんトーク付!御苑でシネマ『もったいないキッチン』11/18(土)Mer+TWFF”. cinemo (2023年11月18日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ a b “大麻取締法が75年ぶり改正 日本の大麻のこれから|戦後まもなく制定された大麻取締法の改正案が閣議決定。そこに集まる期待と懸念点を医学的観点から考える|ゲスト:正高佑志”. ポリタスTV (2023年11月6日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん 「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」 『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念”. 本屋 B&B (2024年11月13日). 2025年3月3日閲覧。
- ^ a b “【キニマンス塚本ニキ初の著書!!】これからの世界を考えるための最新キーワードを学ぶ!「世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100」発売!”. PR TIMES 株式会社 学研ホールディングス (2024年10月17日). 2025年3月3日閲覧。
- ^ a b “大人気の<ニキ・サマ>と世界をちょっとよくしよう!トークイベント@下北沢 『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』”. Gakken (2024年11月8日). 2025年3月3日閲覧。
- ^ a b c ““クィア” で “ポリアモリー”、そんな私のアイデンティティ【前編】”. LGBTER (2017年5月21日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “キニマンス塚本ニキさん「つながりたかった、だから離れた(それでもつながっている)」|僕らの時代 Vol.7”. パナソニック_ソウゾウノート (2022年2月17日). 2023年3月15日閲覧。
- ^ “日本の家はなぜこんなに寒い!?”. 集英社 (2024年2月14日). 2024年3月21日閲覧。
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- ^ a b “「アシタノカレッジ」で伝えたかったこととこれから|9月末でTBSラジオ「アシタノカレッジ」が終了。パーソナリティを務めたキニマンス塚本ニキさんに思い出と今後について聞く”. ポリタスTV (2023年10月3日). 2024年3月21日閲覧。
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- ^ “映画を観た日のアレコレ No.79 ラジオパーソナリティ・翻訳者 キニマンス塚本ニキの映画日記 2023年1月31日”. PINTSCOPE (2023年2月17日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “TBSラジオ 10月期スタート新番組情報!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年9月16日閲覧。
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- ^ “オードリー・タン「アシタノカレッジ」で独占インタビュー放送!”. Rooftop (2021年8月12日). 2023年3月15日閲覧。
- ^ 竹田ダニエル. “恋愛を通して「自分は多面的な人間である」と理解すること──竹田ダニエルが読み解く山下素童 | 特集 | よみタイ”. yomitai.jp. 2024年1月17日閲覧。
- ^ (日本語) 「孤独の時代」を生きる私たちのサードプレイス|ゲスト:竹田ダニエル(1/16)#ポリタスTV 2024年1月17日閲覧。
- ^ “DIME最新号はこの春行くべき「テーマパーク」の大特集!玉川 徹、キニマンス塚本ニキ、竹田ダニエルの新連載がスタート”. DIME (2024年3月19日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “5月15日号のお知らせ”. 朝日新聞社. 2023年3月15日閲覧。
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- ^ “3月12日号のお知らせ”. 朝日新聞社. 2023年3月15日閲覧。
- ^ a b c d “Nikki Tsukamoto Kininmonth”. ソリコンサルタンツ有限会社. 2024年3月21日閲覧。
- ^ “3月7日(木)特集「福島の復興の最前線」 荻上チキ・ Session”. TBSラジオ (2024年3月7日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “ポリタスTV 報道ヨミトキ2023年末総集編スペシャル(クレタス)@ロフトプラスワン”. LOFT PROJECT (2023年12月25日). 2024年3月21日閲覧。
- ^ “【番外編 #77】樋口&ヤンヤン不在!キニマンス塚本ニキ参戦!どうする?どうなる?コテンラジオ【COTEN RADIO】 作成者:歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)”. Anchor. 2023年2月7日閲覧。
- ^ “【COTEN RADIO レヴィ=ストロース編】お便り& 参考書籍紹介”. 株式会社COTEN (2022年11月21日). 2023年3月15日閲覧。
外部リンク
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