ガールズ_(日本のバンド)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ガールズ_(日本のバンド)の意味・解説 

ガールズ (日本のバンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 02:38 UTC 版)

ガールズ(GIRLS)は、日本の5人組女性ロックバンドである。「日本初の女性ロック・バンド」と書かれた文献もある[1]1977年に結成し、1979年に解散した。ジューシィ・フルーツのイリア(奥野敦子)が在籍したことで知られる[1]

概要

当時のパンクムーブメントの影響を受け[1]、1977年2月[1]アルバム『野良猫』でデビュー[1]。折から当時人気を集めていたランナウェイズを向うに回して注目された[1]。デビュー時から、アメリカイギリス[1]、ランナウェイズに続く有望新人バンドとして海外のDJジャーナリストに注目された[1]。日本で発売された2枚のアルバム『野良猫』『パンキー・キッス』を編集した『ザ・ガールズ』が全ヨーロッパで発売されている[1]

来歴

1977年結成。メンバーは、

  • ジニー (ベース)[1]- 立岡安佐美
  • イリア (リードギター)[1] - 奥野敦子
  • リタ (ヴォーカル)[1] - 野元貴子
  • レナ (サイドギター)[1]- 井戸一江
  • サディー (ドラムス)[1]- 坂野修子

と、「G.I.R.L.S.」の頭文字をそれぞれのニックネームの頭文字としている。オリジナル曲のほか、ザ・ランナウェイズチェリー・ボンブ』やラモーンズ『シーナはパンク・ロッカー』をカヴァーした。

リードギターのイリアは「私たち男に生まれたかった。デビュー当時は網タイツなんか履いてツッパッてたけど(ランナウェイズ「チェリー・ボンブ」歌唱の際のシェリー・カーリーのパフォーマンスのパクリ)、やはりパワーでは負けちゃうわね。PAの運搬なんか大変だし、お客の見る目も違うしね。でもお色気で迫るつもりは全然ないの」と話した[1]

1979年、解散した。シングル3枚、アルバム2枚を残した。解散後、イリアは近田春夫&BEEF→ジューシィ・フルーツ、リタはピンナップス→ゲートボール、ジニーはジャングルズに参加した。

2007年、2枚のアルバムが紙ジャケット仕様のCDで復刻発売された[2]

ディスコグラフィ

アルバム

  1. 野良猫 (1977年)
  2. パンキー・キッス (1977年)
  3. グリース(1979年、日本フォノグラム 規格品番 S7071)※映画『グリース』のサウンドトラックカバーという珍しいアルバム[1]上条英男がプロデュースしたロックバンド「スロッグ」との共演[1]

シングル

  1. 野良猫 (1977年) 作詞:鳴海昌明、作曲:小田裕一郎、編曲:矢野誠
  2. パンキー・ハイスクール・ラブ  作詞・作曲:Kenichi Araya
  3. ラブ・ジャック  作詞:大野真澄、作・編曲:柳田ヒロ

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「MUSIC TRAIN 『パンク・ブームで売り出されたガールズが本格的ロック・バンドでヨーロッパ・デビュー!!』」『The Music』1979年2月号、小学館、206頁。 
  2. ^ ジューシィ・フルーツのイリヤも在籍したバンド、ガールズのレア盤が紙ジャケ復刻!

「ガールズ (日本のバンド)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガールズ_(日本のバンド)」の関連用語

ガールズ_(日本のバンド)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガールズ_(日本のバンド)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのガールズ (日本のバンド) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS