ガレノキサシンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ガレノキサシンの意味・解説 

ガレノキサシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 00:57 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ガレノキサシン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 ジェニナック®
法的規制
  • 処方箋医薬品
投与方法 経口
薬物動態データ
血漿タンパク結合 79-80%
代謝 肝代謝(硫酸及びグルクロン酸抱合)
半減期 12.4±1.1時間
排泄 尿中及び糞中
識別
CAS番号
194804-75-6 
ATCコード J01MA19 (WHO)
PubChem CID: 124093
ChemSpider 110579 
UNII V72H9867WB 
KEGG D04031  
化学的データ
化学式 C23H20F2N2O4
分子量 426.412 g/mol
テンプレートを表示
ジェニナック錠200mg

ガレノキサシン(Garenoxacin, 略号: GRNX)は、富士フイルム富山化学(旧富山化学工業)で創製されたキノロン系経口抗菌剤である。商品名はジェニナック® (Geninax)。発売はアステラス製薬、販売提携は大正製薬。海外での販売権はMSD(旧シェリング・プラウ)が持つ。

適応症

幅広い菌種に効能をもち、レジオネラマイコプラズマクラミジアにも感受性を持つ。

上気道: 咽頭・喉頭炎、扁桃炎、扁桃周囲膿瘍
下気道: 急性気管支炎肺炎、慢性呼吸器病変(慢性気管支炎気管支拡張症など)の二次感染
耳鼻科領域: 中耳炎副鼻腔炎

適応菌種

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌(ペニシリン耐性肺炎球菌;PRSPを含む)、モラクセラ・カタラーリス大腸菌クレブシエラ属エンテロバクター属、ヘモフィルス・インフルエンザ、レジオネラ・ニューモフィラ、クラミジア・ニューモニエ、マイコプラズマ・ニューモニエ

抗菌活性

  • Campylobacter jejuni: MIC50は0.032で、GFLXと同等、LVFXの2倍高い。
  • Helicobacter pylori: MIC90は0.008で、GFLX・TVFXの4倍高い。阻止率は3者とも≦1μg/mLで100%。[1]

処方の具体例

Rx) ジェニナック®200mg 2錠 1x夕食後/5日分

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 1: Activity of BMS284756 (T-3811) tested against anaerobic bacteria, Campylobacter jejuni, Helicobacter pylori and Legionella spp. Diagn Microbiol Infect Dis. 2001 May-Jun;40(1-2):45-9.


このページでは「ウィキペディア」からガレノキサシンを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からガレノキサシンを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からガレノキサシン を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガレノキサシン」の関連用語

ガレノキサシンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガレノキサシンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのガレノキサシン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS