レボフロキサシン(LVFX)およびその他のニューキノロン系抗菌剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/08 19:05 UTC 版)
「抗結核薬」の記事における「レボフロキサシン(LVFX)およびその他のニューキノロン系抗菌剤」の解説
ニューキノロン系抗菌剤の結核菌に対する抗菌力は、EBやSM並に強いとされる。レボフロキサシンは、WHOの結核治療ガイドラインをはじめ世界の結核治療ガイドラインにおいて、薬剤耐性または副作用のために標準治療ができない場合の必須の薬剤として記載されている。抗菌力や副作用等を考慮してレボフロキサシン、モキシフロキサシン、オフロキサシン、ガレノキサシン、パズフロキサシン等の中から選択するが、日本において結核に対する適応はレボフロキサシンのみ承認されている。2016年1月の「結核医療の基準」の一部改正により、レボフロキサシンも公費負担の対象となった。結核と他の呼吸器感染症との区別がつかない場合は、軽はずみに処方すると結核であった場合にその診断が遅れ死亡率が増加するおそれがあるため、結核を除外できない呼吸器疾患に対するニューキノロン系抗菌薬の投薬を避けるべきとの意見もある。
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