ガラス光ファイバ
別名:ガラス光ファイバー,ガラス製光ファイバ,ガラス製光ファイバー
【英】glass optical fiber
ガラス光ファイバとは、ガラス繊維(グラスファイバー)を使用した光ファイバケーブルのことである。
ガラス光ファイバは、情報通信の用途では主に石英ガラスが使用されている。高い反射率をもち、データを損失せずに通信することが可能となっている。
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ガラス製・光ファイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:42 UTC 版)
「光ファイバー」の記事における「ガラス製・光ファイバー」の解説
ガラス製・光ファイバー(Glass optical fiber)は、コア、クラッド共に石英ガラス(シリカ・ガラス)が用いられる。光を閉じこめて伝播させるにはコアとクラッドに屈折率差が必要なため、コアには屈折率を上げるためにGe(ゲルマニウム)やP(リン)、クラッドには屈折率を下げるためにB(ホウ素)やF(フッ素)などが添加される。プラスチック製・光ファイバよりも伝送損失が小さいため、長距離伝送用の光ファイバーとしてよく用いられる。通信に用いる場合、伝送損失を下げる必要があるため、コア材料は最大の透明度が得られるように高純度のシリカ・ガラスが使われている。特に含水量(OH基)は数ppmまでに低減させている。これにより、伝送損失は0.3 dB/km以下に抑えられている。 ただし、海底ケーブルは長距離であるため、シリカ・ガラスよりもさらに伝送損失が小さいフッ化物ガラスが用いられる。 プラスチック製光ファイバーに比べて以下の特徴がある。 伝送損失が小さく特性が良いので、長距離高速伝送に適合する。 コア径が細く曲げに弱い。 光ファイバー同士や光ファイバーと機器との接続に、正確な軸あわせのできる特殊工具や機械的強度のある接続器具が必要である。 比重が大きく重い。 高価である。
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