ガソリンエンジン
燃料にガソリンを用いる容積型のエンジン。古くは揮発油発動機と呼ばれていた。現在、自動車用エンジンとしてもっとも多く使用されている。また熱機関と呼ばれるすべてのエンジンのなかで総生産基数、出力の総合計ともに他のエンジンを圧倒している。LPGや天然ガスエンジンと同じに火花点火式のピストンエンジンに分類され、正常な運転状態では燃料と空気の混合気に点火プラグで点火して後に燃焼が開始される。混合気が吸気バルブより上流で形成される予混合式とシリンダー内に直接燃料を噴射する直接燃料噴射式(直噴式)とがある。ガソリンは軽油のように着荷温度が低くないので火花による点が必要である。サイクル論的には定容サイクルで、あるオットーサイクルをルーツにもつ。小型軽量で出力が大きく、排気や騒音・振動特性に優れ、軽快でレスポンスがよく、また低コストで安価な材料で製造できる利点がある。しかし、ディーゼルエンジンに比べるとさらなる燃費改善が望まれている。
ガソリンエンジンと同じ種類の言葉
内燃機関に関連する言葉 | ガスエンジン ガソリンエンジン 二サイクル機関(にサイクルきかん) 噴射機関(ふんしゃきかん) 灯油機関(とうゆきかん) |
エンジンに関連する言葉 | スターリングエンジン(すたーりんぐ えんじん) ガスエンジン ガソリンエンジン 水素エンジン ロータリエンジン |
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