ガスト (ゲームブランド)とは? わかりやすく解説

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ガスト (ゲームブランド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 15:41 UTC 版)

ガスト
GUST
コーエーテクモゲームス本社(KTビル)
種類 ゲームソフトブランド
所持会社 コーエーテクモゲームス エンタテインメント事業部
使用会社 コーエーテクモゲームス エンタテインメント事業部
使用開始国 日本
主要使用国 日本
使用開始 1993年
代表者
関連ブランド コーエーテクモゲームス#ブランドグループ」参照
旧使用会社 株式会社ガスト(1993年 - 2014年)
登録商標 日本
ウェブサイト www.gust.jp
別名 ガスト長野開発部(2014年 - 2016年)
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ガスト: GUST)は、コーエーテクモゲームスゲームソフトブランドであり、同社エンタテインメント事業部に属する5つのブランド別組織の一つ[1]。代表作にロールプレイングゲーム「アトリエシリーズ」がある。

歴史

創業

1993年10月1日、長野県でソフトウェア開発を行うケイケンシステムのアミューズメントソフトウェア開発部門を分社化して「株式会社ガスト: GUST CO.,LTD.)」が設立された。当時、長野県初のゲームメーカーとして雑誌に紹介され、同雑誌にて処女作であるPC-9801版『アレス王の物語』を発表した[3]

当初はパーソナルコンピュータ(PC)でのゲームソフト開発からスタートしたが、翌1994年には早くも家庭用ゲーム機であるプレイステーション(PS)への参入を発表し、1995年にはプレイステーションでの処女作『ファルカタ 〜アストラン・パードマの紋章〜』を発売[3]。その後は家庭用ゲーム機での開発にシフトしていった。

1997年に発売された『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』はヒットしてシリーズ化され[3]、解散するまでガストの看板作品となっていた。

2011年7月27日、アトリエシリーズとして同年6月23日に発売した作品『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜』において、CEROレーティングにおける審査に不適切な箇所があったとして、同作品の一時出荷停止と再審査が実施され、コンピュータエンターテインメントレーティング機構 (CERO) より規定に基づく懲戒処分を受けた。

コーエーテクモグループへ

2011年12月7日に、コーエーテクモホールディングスの子会社化されることが発表され[4]、12月13日をもって同社の完全子会社となった。コーエーテクモとしてはガストのゲームソフトウェアの国内流通を子会社であるコーエーテクモネットが取り扱っていたため、コーエーテクモグループとの取引関係は存在していた。これに伴い、2012年4月以降に発売されたゲームソフトのパッケージには、コーエーテクモグループのロゴマークを併記している。

2014年10月1日付でコーエーテクモゲームスに吸収合併され解散した。組織は同社の「ガスト長野開発部」となり、「ガスト」ブランドも承継された[5]

2016年4月1日、京都開発部とガスト長野開発部を統合して「ガストブランド(俗にいうコーエーテクモゲームス長野スタジオ)」となる[1]

2020年3月19日をもって、長野での活動を終了[6]。同月23日より横浜市西区みなとみらい21に完成したコーエーテクモゲームスの本社ビル「KTビル」に移転[7]

主なゲームソフト

アトリエシリーズ

その他

脚注

  1. ^ a b c 組織変更及び人事異動に関するお知らせ” (PDF). コーエーテクモゲームス (2016年2月18日). 2016年5月31日閲覧。
  2. ^ 子会社の人事異動に関するお知らせ”. コーエーテクモホールディングス (2016年3月14日). 2016年5月31日閲覧。
  3. ^ a b c 箭本進一 (2018年11月2日). “ガストブランドの長野開発室に眠る,「アトリエ」シリーズ初期の開発資料をフォトレポート”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年5月23日閲覧。
  4. ^ 株式会社ガストの株式取得(子会社化)に関するお知らせ PDF コーエーテクモホールディングスニュースリリース 2011年12月7日
  5. ^ コーエーテクモゲームスとガスト 合併のお知らせ” (PDF). コーエーテクモホールディングス ニュースリリース (2014年7月28日). 2014年7月28日閲覧。
  6. ^ 3月18日付の公式ツイートより
  7. ^ 3月23日付の公式ツイートより

外部リンク


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