カーリー_(小説)とは? わかりやすく解説

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カーリー (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 23:11 UTC 版)

小説
著者 高殿円
イラスト 椋本夏夜(ファミ通文庫版)
出版社 エンターブレイン(ファミ通文庫版)
講談社(講談社文庫版)
レーベル ファミ通文庫
講談社文庫
刊行期間 2006年3月30日 - 2006年9月30日(ファミ通文庫版)
2012年10月16日 - 2014年10月15日(講談社文庫版)
巻数 全2巻(ファミ通文庫版)
全3巻(講談社文庫版)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル ライトノベル

カーリー』は、高殿円による日本ライトノベルファミ通文庫エンターブレイン)より2006年3月から2006年9月まで刊行された(イラスト椋本夏夜)後、講談社文庫講談社)より2012年10月から2014年10月まで刊行された。

ストーリー

舞台は20世紀前半のイギリス領インド

イギリス本国を離れ、インド洋に面した小都市・パンダリーコットに移住したシャーロット=シンクレアと、黒い瞳が印象的な美少女・カーリーの、出会いと友情を描く。

登場人物

オルガ女学院
シャーロット=シンクレア
主人公。14歳(シリーズ開始時)。たんぽぽのようなふわふわの金髪、グリーンティーのような瞳の少女。父のウィリアムはパンダリーコットの大使。
カーリーガード・アリソン
シャーロットより一つ年下。スラリと背が高く、長い黒髪にオニキスのような瞳を持つ神秘的な美少女。
ミチル=マーマデューク=モナリ
ほっそりとした体躯にマヌカンのようなショートヘアの東洋人の少女。日本の神戸出身。両親は早くに他界しており、イギリス出身の世界的服飾デザイナークロード=モナリの養女となった。
ヘンリエッタ=モーガン
ふわふわとしたスコーンのような笑顔の、丸眼鏡をかけているお下げ髪の少女。科学が大好きで密かにヒルを飼っている。父はカシミールの県判事。
ヴェロニカ・トッド・チェンバース
赤毛の縦ロールにブルーグレーの瞳の少女。オルガ女学院で唯一特別室の使用を許された「女王様」。
ベアトリス=エコー/サリー=エコー
双子の姉妹。ヴェロニカの取り巻き。語尾に「ふふん」をつけるのが癖。
ベリンダ=フランセス=シュミット=マノワ
オルガ女学院の最上級生プリーフェクト。才色兼備で非常に厳しい。特に優秀なためハウス長も兼任しており、「ミス・クール」の異名を持つ。パティのファグ・マスター。
クリシュナ・パドマバディ=ガエグワット
バローダの第一王女。通称パティ。アメリカ好きの父親の元奔放に育ったおてんば。祖父譲りのコンタックスを首からぶら下げている。ベリンダのファグとなる。
MI6
エセルバート=オーキッド
本名ハロルド・エイドリアン・ラッセル・フィルビー。愛称はキム。表向きはオルガ女学院の隣の洋館に住むオーキッド商会の跡取りだが、その正体はMI6のロビン(諜報員)。釣り工作を専門とし、Jとも呼ばれる。子供の頃、シャーロットの母・ミリセントと一緒に仕事をしていたことがある。3巻冒頭でMI6の対ソ連諜報課長に就任するが、真の正体はソ連の二重スパイ。
ミモザ
本名ミッチェル=クロウ。階級は少佐。肉厚な唇が特徴の妖艶な女性。表向きはオーキッド商会の洋館に勤めるメイドだが、その正体はMI6の暗殺班に所属するロビン。
エドワード=ソーントン
本名デイビッド=スタンレー。階級は中尉。癖のある黒髪、彫りの深い顔立ちに高い鷲鼻が特徴。Tと呼ばれる、色事を仕掛けるのを仕事とするMI6所属のロビン。新聞記者のエドワードとしてパティに近づき、偽の恋を仕掛けた。
ミリセント=シンクレア
通称スカーレット=ミリ。シャーロットの母親。ブロンドの美女で、マタハリの再来と呼ばれた屈指のロビン。表向きはシャーロットが小さい頃に亡くなっていたとされていたが、本当は存命だった。

既刊一覧

ファミ通文庫版

  • 高殿円(著)・椋本夏夜(イラスト)、エンターブレイン〈ファミ通文庫〉、全2巻
    • 『カーリー 〜黄金の尖塔の国とあひると小公女〜』、2006年3月30日発売[1]ISBN 978-4757726611
    • 『カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜』、2006年9月30日発売[2]ISBN 978-4757729117

講談社文庫版

  • 高殿円(著)、講談社〈講談社文庫〉、全3巻
    • 『カーリー I. 黄金の尖塔の国とあひると小公女』、2012年10月16日発売[3]ISBN 978-4-06-277297-6
    • 『カーリー II. 二十一発の祝砲とプリンセスの休日』、2013年3月15日発売[4]ISBN 978-4-06-277493-2
    • 『カーリー III. 孵化する恋と帝国の終焉』、2014年10月15日発売[5]ISBN 978-4-06-277493-2

脚注


「カーリー (小説)」の例文・使い方・用例・文例

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