カラーフラッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 10:09 UTC 版)
カラーフラッグ(旗のような形をしており、通常プラスチックでできていて、数字のついた金属製の足環とは別に付加される)は色のついた足環と似ている。そしてそれは位置や色、形が特定の順序になることが決まっているためそれらを読み取るだけでその鳥の由来が分かるようになっている。カラーフラッグにはしばしばそれら固有のコードがあるかもしれないが、それらのより通常の使用は鳥達の移動ルートと集結地を解明するためにある。色分けされたフラッグの使用は国際的なプログラムの一環である。起源は1990年のオーストラリアにあり、東アジアの国々によって、渡りを行う渉禽類の鳥によって使われる重要な地域とルートを特定し、オーストララシアの飛行経路を探るために始められた。カラーフラッグも再捕獲の必要なく観察可能な方法の一つである。 日本では主にハクチョウ、ガン、ツルにはカラーリングを、シギ、チドリにはカラーフラッグを使用している。これらの観察データは繁殖地、中継地、越冬地への移動手段、つがい構成といった、学術的に、あるいは保護活動にとって重要なデータとなる。
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