カプチーノ

大車林

カプチーノ

英語 Cappuccino

カプチーノとはイタリアンコーヒーのー種で、おしゃれで、ちょっとクセがあって、というイメージを取り入れた名前である。1991年11月デビュー。

軽のジャンルのなかでスポーツカーといえる特性をもった2シーターのクルマで、エンジンは3気筒657cc・DOHCインタークーラー付きターボの64psを積み、5速MTと組み合わせていた。ルーフはハードトップだが、3分割になっていて、左右のパネルを外してTバールーフに、中央部も外してタルガトップに、リヤウインドウを下ろしてフルオープンにと、4通りの変化ができた。ルーフ材はアルミ。

フロントエンジン、リヤドライブ。エンジンはフロントアクスルよりも後方へ置いた、いわゆるフロント・ミッドシップ配置。重量配分をよくし、優れた回頭性を得ようとするものだった。

95年5月、マイナーチェンジがあり、新型エンジンを採用した。新エンジンはオールアルミのK6A・3気筒DOHC・12バルブ・ターボ(インタークーラー付き)で、64psの最高出力は変わらないが、軽量化のおかげで、前後重量配分は51対49になった。ミッションは5速MTだけだったが、電子制御3速ATを新設定。AT車には電動パワーステアリングを装備。外観では新カラーを追加したぐらいで、形状の変更はなかった。98年末で販売を打ち切った。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。