金沢藤五郎【カナザワトウゴロウ】(野菜)
登録番号 | 第13766号 | |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | やまのいも | |
登録品種の名称及びその読み | 金沢藤五郎 よみ:カナザワトウゴロウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 金沢市 | |
品種登録者の住所 | 石川県金沢市広坂1丁目1番地1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 尾川雅樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、石川県金沢市湯涌地区の自然薯栽培ほ場から収集した系統の中から選抜して育成されたものであり、葉は尖頭形でやや小、芋は細長形で粘度の強い品種である。草勢はやや強、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は暗赤紫である。葉の形は尖頭、大きさはやや小、長さは中、幅は狭、葉脚部の窪みの深さは中、葉の肩張りは狭、葉縁のくびれの程度は極小、葉色は緑、葉脚部葉柄の着色は無、対生葉位は高である。むかごの着生程度は多、形状は球、大きさはやや大、色はやや濃褐である。芋の外皮色は黄褐、粗滑は滑、形は細長、着生数は1、芋及び首部の長さは長である。髭根の多少は中、肉色は白、粗密は密、粘度は強、変色性はやや強、貯蔵性はやや低、早晩性は晩、雌雄性は雄株である。「森本イモ」と比較して、葉の形が尖頭であること、むかごがやや濃褐色であること等で、湯涌地区在来自然薯と比較して、むかごの着生が多いこと、雌雄性が雄株であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年から金沢市農業センター(石川県金沢市)において、金沢市湯涌地区の自然薯栽培ほ場から収集した系統の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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