カギっ子の発生の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 09:19 UTC 版)
このような俗称が生まれたのは、昭和30年代後半期からの高度成長期頃からである。昭和37年の厚生省青少年児童白書においても共働き家庭における児童についての記述があり、昭和43年には総理府調査において「かぎつ子の実態と対策に関する研究」との名称が使われている。 その総理府調査によると鍵っ子家庭の母親の就労理由は、「生活には困らないがさらに収入がほしい」が49.2%であり、「他に働く人なしで生活に困つている」の28.4%を上回っている。 この他にも、昭和40年代以降の核家族化の進行(祖父母などが家にいない)が要因の一つである。 昭和44年10月の厚生省調査「全国家庭児童調査」によれば、小学生は109万人、中学生は374万人の合計483万人が「カギっ子」であると推定されていた。
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