カウモ井手
山腹を流れるカウモ井手(ボート下り) | 疏水の概要 | |
■疏水の所在 倉吉市関金町野添地内から取水し、倉吉市関金町明高地内まで5.3kmの山腹水路で約100haの水田を潤している。 ■所在地域の概要 カウモ井手は、鳥取県の中南部に位置する倉吉市関金町(合併前は東伯郡関金町)にあり、中国山地を源に発した小鴨川に沿って耕地が開け、集落が谷深くまで点在している。 ■疏水の概要・特徴 カウモ井手は、江戸時代の末期安政6年(1859年)に鳥取藩が奨励した屯田兵政策の下、関金町明高の真野原台地開田政策により幹線用水路として開設された疏水である。 取水口から水田に至るまでの間は、山腹を迂曲し、所々の谷水を受けて流下する土水路で、大変な難工事により完成したものであるが、その後、部分的に改修はされてきたものの甚だしい漏水と大雨にる被害に永年悩まされてきた。 ようやく平成元年に、県営かんがい排水事業として水路の大改修に取り掛かり、平成5年に完成の運びとなった。 また、カウモ井手は、関金町真野原で二つに分かれ、下流の新田開発の切っ掛けともなり、明治時代に天神野台地350haが開墾されたが、その水源の一部にカウモ井手の余水が利用されている。 「カウモ井手」という名前の由来は、旧明高村のカウモという地名から取ったという説と川面(カワモ)を流れている山腹水路であるということから、「カウモ井手」よ呼ばれるようになったという説がある。 なお、現在も変わらない清流と豊富な水量を活かして、地域活動(そば打ちや井手下りイベントなど)が行われており、都市部からも癒しの水辺空間を求めて多くの来訪者がある。 |
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