オーム
オーム 英 Ohm | |
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![]() 抵抗器 | |
記号 | Ω |
度量衡 | メートル法 |
系 | 国際単位系 (SI) |
種類 | 組立単位 |
量 | 電気抵抗 |
組立 | V/A |
定義 | (h/e2)/25812.80745... |
由来 | 絶対単位で 107 m/s の電気抵抗[1] |
語源 | ゲオルク・オーム |
オーム(英: ohm、記号: Ω)は、国際単位系(SI)において一貫性のある電気抵抗(レジスタンス)、およびインピーダンスやリアクタンスの単位である。固有の名称をもつSI組立単位のひとつであり、この名称は電気抵抗に関するオームの法則を発見したドイツの物理学者ゲオルク・ジーモン・オームに由来する。
単位の記号にはギリシャ文字の大文字のΩ(オメガ)が用いられる。これはオームの頭文字であるラテン文字のO(オー)では、数字の0(ゼロ)と混同されやすいからである。なお、ゲオルグ・オームの名前をギリシャ文字で表記すると Γκέοργκ Ωμ である。
電気抵抗を表すための単位は、初期の電信業務に関連して経験的にいくつか作られてきた。1861年に英国科学振興協会が、メートル法の力学単位から組み立てられる絶対単位を、実用上便利な大きさとなるように10の冪乗の倍量単位としてオームを提唱した。オームの定義はその後何度か修正された。
定義
現行の国際単位系(SI)では、7つの物理定数の数値を固定することでSIを定義し、すべてのSI単位が定義定数から直接に構成される。一貫性のある電気抵抗のSI単位であるオーム(記号: Ω)は、電気素量 e とプランク定数 h により
