オートフォーカス機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 19:33 UTC 版)
「PENTAXのカメラ機能一覧」の記事における「オートフォーカス機構」の解説
ペンタックスは、当社初かつ世界初のオートフォーカス機構搭載一眼レフME Fを1981年11月に発売した。ME Fは、コントラスト検出方式の旭光学工業独自のTTL電子合焦装置(TTL-EFC)が搭載され、マウントも新開発のKFマウントを採用した。しかし、オートフォーカスに対応するレンズはズームレンズ1本のみで、レンズ側に単4電池を4本使用するため重く大きく、肝心のオートフォーカス機能もなかなかピントが合わないという欠点のあるものだった。結局KFマウントを採用したボディ/レンズ共にこの1機種ののちは発売されなかった。1984年にミノルタからα-7000及びそれに対応するレンズ群(αシステム)が発売されると、各社はこぞってオートフォーカス一眼レフの開発に着手し、一眼レフのオートフォーカス化は一気に進展することとなった。旭光学工業も同様にオートフォーカス一眼レフシステムの開発に着手し、ミノルタの「α-7000」の発売から遅れること3年、1987年にようやくSF Xを発売し、新たにsmcペンタックスFレンズ群が用意された。AFシステムは、従来のコントラスト検出式のKFマウントではなく、KAマウントを基に新たに開発された位相差検出方式合焦装置「SAFOX」(Sensor Ability Fortifying Optical Compensation System)を搭載したKAFマウントとなった。以降、ペンタックスの一眼レフは、P30TやMZ-M、67IIなどのマニュアルフォーカス機を除き、すべて「SAFOX」を搭載することとなった。
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