オースティンでの開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 20:09 UTC 版)
「アメリカグランプリ」の記事における「オースティンでの開催」の解説
F1に参戦するチーム・自動車メーカー・スポンサーからは「大消費地であるアメリカでF1が開催されないことは、宣伝媒体としてのF1の価値を低下させる」としてアメリカでの開催を復活させるよう根強い要望があった。F1の興行権を持つフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)が米国内の様々なサーキットと交渉を行った結果、2012年より新たにテキサス州オースティンにサーキットを建設してアメリカグランプリを復活させることが決定した。 2010年9月にはヘルマン・ティルケ率いるティルケデザインの設計による新サーキットのコースレイアウトが公表された。サーキットの建設は同年12月に開始され、建設費用は約2億ドル。サーキット建設に当たっては、NFLのミネソタ・バイキングスやNBAのサンアントニオ・スパーズなどのオーナーを務めたこともある投資家のレッド・マコームズ、元ロードレース世界選手権(WGP)・GP500クラスチャンピオンのケビン・シュワンツなどの支援を受けている。後にこのサーキットはサーキット・オブ・ジ・アメリカズと名づけられた。 メディアの中にはサーキットの建設費用などの調達ができず開催が流れる危険性を憂慮するものもあり、実際プロモーター側でも、場合によっては同地でのグランプリ初開催が1年延期され2013年にずれ込む可能性を認めていたが、予定通り2012年11月にレースが開催された。
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