オルタナティブ校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:55 UTC 版)
「オルタナティブ教育」の記事における「オルタナティブ校」の解説
教育用語での「オルタナティブ校」(alternative school) とは、公立や私立にかかわらず、とくに初等・中等教育において、慣例に従ってきた学校に比べて柔軟性のある学習計画をもつ学校を意味する。 イギリス英語圏においては、本来のオルタナティブの意味(従来と異なるという意)のまま、パブリックスクールというエリートのための私立校も含む。イギリスには2003年の時点で約70校のオルタナティブ校が存在している。アメリカのオルタナティブ校には数多くの公立校があるが、イギリスではオルタナティブ校への公的援助金がないため、私立校で納付金を払うのが普通である。 一方、アメリカでは1970年代にオルタナティブ校が設立されたが、21世紀現在アメリカ英語圏ではマサチューセッツ州の定義にあるように、成績や素行の悪さによる落ちこぼれ、中退の危機にある(at-risk) 児童・生徒・学生(以下 便宜上「生徒」と統一する)のための学校を示すことが多い。特別支援教育校やマグネット・スクールを指す場合もあり、「特別な支援を必要とする子供に別の手を差し伸べる教育」という意味合いを持つ。また、ニューエイジ思想においては「近代教育学を超える新しい啓蒙思想に基づき、子ども達をあるがままに愛する学校」こそがオルタナティブ校だとされる。
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