オランダ村特急
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「ハウステンボス (列車)」の記事における「オランダ村特急」の解説
特急「オランダ村特急」は、長崎県西彼杵郡西彼町(現・西海市)に所在する長崎オランダ村(2001年閉園)への観光誘致のため、1988年3月20日に小倉駅 - 佐世保駅間で運行を開始した。週末や長期休暇期間中に運行される臨時列車として運行されていた。 1989年3月11日には門司港駅発着に延長されたが、同年4月29日の運転分から下り列車に関しては、485系で運転されていた西鹿児島駅(現・鹿児島中央駅)行きの特急「有明」と博多駅まで併結運転となった。これは鉄道総研でキハ30 15とクモニ83形を使用した試験を経て実用化したもので、電車と気動車の併結自体はすでに「雷鳥」と「ゆぅトピア和倉」でなされていたが、「ゆぅトピア和倉」は「雷鳥」との併結時は無動力であったため、電車と気動車の動力協調運転は世界初の事例であった。1990年3月からは併結区間が鳥栖駅までに変更されている。 好評を博したことから1988年の夏季には、本来「オランダ村特急」の車両が運用されない時間を利用して、博多駅 - 佐世保駅間に「臨時オランダ村特急」として1往復追加運行されたこともある(下り「オランダ村特急」→上り「臨時オランダ村特急」→下り「臨時オランダ村特急」→上り「オランダ村特急」の順番で運行)。 1992年3月にハウステンボスが開園されたのに伴い、特急「ハウステンボス」と入れ替わる形で運転を終了した。
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